• 昼過ぎから京都に出る。染・清流館のグループ展に出ている、むらたちひろさんの二枚一対の作品をみる。枠に張られたカンヴァスを用いて、イメージが浮かんでいる。絵画のようにみえるが、支持体の上に画材を積み重ねてゆく絵画とは異なり、支持体のなかに、支持体の地下に、染み込んでゆくのが、染色であると、むらたさんが説明してくれる。だから、裏からみると、ほぼまったく表と変わらないイメージがみえるという(絵画ではそんなことはほとんどなくて、裏は支持体の材料そのままをほぼ残している)。じーっと画面をみつめていると、眼が拡散し、惑い、揺さぶられる。
  • 京都芸術センターで「ケソン工業団地」展をみる。3階の資料展示がいちばん興味ぶかかった。J・トライアンギュラーの和室の展示もみて、帰る。