• 駅前の取り壊し中の団地のまわりで少し写真を撮る。大島渚の『夏の妹』を見る。不思議な魅力のある小品だが、『儀式』と『愛のコリーダ』の間にある映画だと考えるととても面白い。20年前に日本で開催されたドゥェイン・マイケルズの個展の図録が届いているのでぱらぱらと見る。「しま」が部屋の入口の前まで来て鳴いている。行って、くっついている。やがて階下に降りてゆくので、ついてゆく。仏壇の前卓の中に頭を突っ込んで横たわる「しま」の隣で眠る。