2024-08-10 ■ 1970年代の大島渚がおそらく映画メディアではない場所で書いたエッセイを集めた『日曜の午後の悲しみ』を読んでいる。大島の繊細さがとてもよく出ていて、まだ四十代の半ばとかせいぜい後半なのに、肩の力が程よく抜けた、いい文章が多い。