2024-11-07 ■ 日録 久しぶりに読んだワイルドの『サロメ』はとても面白かった。インマゼールのモーツァルトの仕事をまとめたZig-Zagのボックスとシノーポリの振るステューダーがタイトルロールの《サロメ》を堂山のユニオンで引き取ってくる。ヘロデがヨカナーンの首を与えることを同意して、サロメが耳を澄まし、首が持ってこられるまでの管弦楽の綾の気持ち悪さ(「Es Ist Kein Laut Zu Vernehmen」のあたりの悲鳴ような弦の音!)がすばらしい。