- 午後から出かけて名古屋。間違えて鞄に入れたブルトンの『超現実主義宣言』を読んでいる。ぎりぎりだったのと、もう「しま」はいないので赤福を買うのは諦めて、そのまま栄まで出て「ReNY limited」で井田玲音名と熊崎晴香と斉藤真木子のユニット「Revolver」のライヴを見る。須田亜香里の卒業からSKE48はずっと見ていなかったが、久しぶりに井田玲音名を見たくて、SKEモバイルの会員になり、チケットをとった。ほぼ毎週振り回していたサイリウムも、部屋の中をずいぶん探したがどこにもなくて、手ぶらで行ったが、やっぱり井田玲音名はかっこよかった。MCのあの感じも、すんごい楽しそうなダンスも、見事な太腿もとても素敵だった。
- マツザカヤの脇で入場を待っているときに通り過ぎた女子学生の笑いながら呟いた「おっさんばっかり!」には内心、自分を含めまわりの御仁たちを見て「確かに……いやしかし前はもうちょっと若くなかったか……あ、俺もみんなも時間が経ったのか……」と思ったし、開演まで箱の中に流れている音楽はILLITだったりして、舞台裏にいるだろう彼女たちは自分たちの活動や曲をどう思っているんだろうかとか、いろいろ考えてしまったが、始まると《回遊魚のキャパシティ》で「キャパキャパキャパキャパキャパスィティー」とか叫んだり(何の曲か忘れていてもこれはちゃんと覚えていて自分でも可笑しかった)、久しぶりの《GALAXY of DREAMS》で、やっぱり四つ打ちハウスこそ日本のアイドルの生きる道では!とか思ったりしているうちにどんどんMIXの声の出し方も思い出してきて、《大声ダイヤモンド》で最高潮になった。とても楽しかった。アンコールで出てきたときに、Tシャツの裾を絞って見事なおなかを見せるだーすースタイルをれおぴが踏襲していて、感涙。熊ちゃんの唄う《今の私じゃダメなんだ》にも須田レスペクトを感じて感涙。自分はやはり須田の亡霊なんだなというのは判ったが、それを活かしてくれる須田チームEの経験者たちには感謝しかない。卒業を控えた斉藤真木子のスピーチも真摯で、とてもぐっときた。皆いわゆる「十年選手」なわけで、これまでもこれからも大変なこともだらけだろうが、少なくともこの三人は今、アイドルという仕事を名古屋で全うしているのが感じられて、とても熱かったし、とにかく非常に楽しかった。この三人のユニットの由来すら当日まで知らなかったぐらい今のSKE48のことは判らないが、また劇場で輝いている井田玲音名を見るために行きたいなと思った。栄地下街の「酒津屋」で味噌カツ丼を食べて、エスカのチケット伊神の自販機で新幹線の切符を買って帰る。
- 真夜中に一度ものすごい通り雨。