- 何となく朝は神田で降りて写真を撮りながら御茶ノ水を抜けてもうずいぶん変わってしまった古本屋街をぶらぶらする。もうお昼になってしまったので、東京都写真美術館まで出て、最初に《現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21》を見る。金川晋吾の作品はいつ見ても「無理をしているなあ、つらくないんだろうか」としか思わない。かんのさゆりは悪くない思ったが、この展示室でずっと引き攣った笑顔で自撮りをしていたおっさんの挙措に気をとられ過ぎた。3階で《アレック・ソス 部屋についての部屋》展を見る。葉山で見た展示の方がぐっときたが、今回のは全体像がよく整理されているように思った。図録も買う。三菱一号館美術館で《『不在』トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル》展を見る。ロートレックとソフィ・カルの展示はそれぞれぱきっと分けられている。ロートレックは本当に巧い。ソフィ・カルは他人の話を聴いているときは決して悪くないが、自分のことを語り出すと止めどがなくなってつまらない。自分のことが好きすぎる。竹橋に行く時間がなくなってしまい、銀座のエルメスで内藤礼を見ようと思って行ったら今日はギャラリーが閉まっていたので、表参道のルイ・ヴィトンでウェイド・ガイトンの個展《THIRTEEN PAINTINGS》を見る。エプソンのSureColor P9000で出力されたプリントが、デカい絵画に見えるようなものとして組み立てられて並べてある。悪くないと思った。吉祥寺まで出て駅前でまたコロッケそばを食べて「防破堤」。