• 夜遅く、Sak君から「N・Aさんのことお聞きになりましたか」とおずおずとしたショートメッセージが携帯に届く。とても不吉な予感がするが、やはりそうだった。黙って一人で受け止めるには些か重くて、Sak君に電話をかけて、出てくれたので少し話す。電話を切ってから、階段の電気をつけて、壁にかけてある絵を眺める。我ながらいいのを買っていると思う。これからも見つめてゆこうと思う。