2025-05-09 ■ 日録 映画に行こうと思っていたが雨が強いので寄り道せずに帰ってくる。『愛のコリーダ』を見る。少し間を置いて見ると、やはりまた見えていなかったことが見えてくる。このあっけらかんとした明るさの部分を、私の批評はうまく捉え切れていないのではないか(しかし、祝祭的な雰囲気というのは、これまでにも大島自身をはじめ、多くの人が言っていることなので、気にしなくてよい)。ピーター・ゼルキンの弾くショパンのCDの2枚目を聴く。このひんやりと、しかしとても安定している響きが大変心地よい。