- 朝起きると柚子と近所のコープへ。野菜ジュースが今日だけ篦棒に安いので、ふたりで一箱ずつ買いに行く。
- 『魔の山』を読み進める。ハンス・カストルプくんは指フェチ。「まえおき」で既に、第一次大戦によって粉々に破壊されることが予告されている(「生活と意識を深刻に分離させたある転換点・境界線」)古きよきヨーロッパの姿は馬鹿馬鹿しくて愛らしく、同時に荘厳だ。
- 昼過ぎから独りで実家に、イカナゴの釘煮を持って行く。
- 弟に借りていた漫画を返し、また数冊借りてくる。
- 父は風邪で声が出なくなり、臥せっていて、黒猫は蒲団をしまってある押し入れの奥の、私たちから腕が届かないところで、のびのびと横たわっていた。声をかけると暗闇の中でビー玉のような目玉がふたつ、ぎらりと光った。
- インスタントの焼きそばやら、キツネうどんやらなにやらパンパンに腹に詰め込み、帰路。茶屋町のタワーレコードにちょっと寄ってから電車に乗る。
- 帰宅後、エビチリとカニタマを食べる。美味。