2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ずっとネットで聴いていたジェームズ・チャンス・アンド・ザ・コントーションズの『BUY』をCDで買った。どうせPCで聴くのだが、欲しかったのだ。ジョディ・ハリスとパット・プレイスのガリゴリしたギターが本当にかっこいい。 朝ゴミを捨てる。晴れてきたの…
仕事からの帰り道、或る小説についての書きかけの批評文に書き足した思い付きのことを考えていて、やはりあれは正解だという筋道を見つける。この仕事は再開できそうだ。そして終わらせることもできるだろう。 夕食をとって、寝室の蒲団の上に転がって、『プ…
職場の往復にナボコフの『ベンドシニスター』を読み始めた。先日『セバスチャン・ナイト』を再読したときにようやくナボコフの面白さを、本心から感じることができたのだが、これもとても面白い。夕食をとって、寝室の蒲団の上に転がって、池辺葵の『プリン…
ずっと放置していた批評文を、いよいよ完成させねばならなくなり、ファイルを開いて、続きから書き始める。一行考えるだけで、頭がぞわぞわしてきて、とても面倒くさくなって、思い付きを二行ほど殴り書きして、閉じる。全部をプリントアウトして、頭から読…
dp2 quattroの後ろダイヤルの蓋が外れたので、ゴリラを買ってきて、びくびくしながら、ちょんちょんとダイヤルの上に接着剤を乗せる。ダイヤルの凸と蓋の凹をじっと睨んで位置を確認して、蓋をはめてから、親指の腹で、上からぐーっと押さえる。恐る恐るダイ…
ベンヤミン著作集の『ブレヒト』を読んでいる。「叙事的演劇とはなにか(初稿)」に、「さまざまな機関と結合するためには、つまるところ本そのものになることだ」という言葉を発見して、とても嬉しくなる。山口裕之編訳の『メディア・芸術論集』にも「叙事…
ベンヤミン著作集の『ブレヒト』を読んでいる。「複製技術」と読み合わせることでより重要性を増すが、しかしその真価はまだまだ埋もれていると私には思われる、「叙事的演劇とはなにか」の中に、「叙事的演劇は、映画フィルムの映像のように、ワン・ショッ…
『ワーグナー・シュンポシオン2022』に掲載の夏田昌和の「R・ワーグナーの音楽と現代の音楽創造」を読む。「《ラインの黄金》序奏の冒頭で鳴らされ始める低音域のE♭とB♭による完全五度は、この先もコントラバス、バス・クラリネット、チューバと三本のトロ…
止まらなくなって『パディントンの一周年記念』も読んでいる。「それからしばらくあと、こぐ手を休めて、ボートがゆらゆら川下に流れるのにまかせながら、ブラウンさんがいいました。「きょうは、わたしたちが川ですごした日のうちで、いちばんおだやかな日…