2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
夕食を終え、今日から公開のシャマランの新作を観ようと柚子と電車に乗りいそいそと出掛けるが、到着したシネコンの窓口で、この前売券はウチでは使えませんと一蹴され、茫然。 ちゃんと確認しなかった私が悪いわけだが、そのまま帰るのも馬鹿らしいのでスタ…
LINDA『ネトラレヅマ』(ワニマガジン) とらのあなで買ったので、絶対に会社では使えない絵柄の下敷きが付いてきた(笑)。
会社を終えて、三宮で柚子と落ち合う。「こがんこ」で軽く夕食を取るが、どうにも料理の味が合わない。 些かくたびれて帰宅する。
テレンス・マリック監督『ニュー・ワールド』 メイキングを観るのが好きなので、特典ディスクから見る。スタッフやキャストたちは皆「テリー(テレンス・マリック)がこう云っているから」とか「テリーがこうすることを望んでいる」と、テレンス・マリックの…
昼過ぎ、三宮で旅券を引き取る。 講義を終えたM女史から連絡あり。本日から新学期だったとか。駅ビルの中の喫茶店でお茶しながら、海外旅行の達人の女史から数々の極意を伝授していただいたり、映画や本の話で駄弁る。M女史によるとニコール・キッドマンの美…
『ショスタコーヴィチ:交響曲第15番、世俗カンタータ「反形式主義的ラヨーク」』(指揮:クルト・ザンデルリング。クリーヴランド管弦楽団。ムスティスラフ・ロストローポヴィチ他。elatus)
アルマ・マーラー『グスタフ・マーラー 回想と手紙』(訳・酒田健一。白水社)
15時半から東映の試写室でラウル・ルイスの『クリムト』を観る。シュニッツラーの主旋律で、クリムトの絵のモチーフが動き回る。クリムトがアドルフ・ロースの顔面にパイ投げならぬケーキをお見舞いするシーンに笑う。ラウル・ルイスの映画(20年で50本を撮…
ラウル・ルイスの『クリムト』を観るため、仕事を片づけて15時半ぎりぎりに東映の試写室に駆け付けると、受付には日活の方がおられて、なぜか『スーパークロス』*1のプレスを頂戴する。試写室の椅子に腰をおろしても、しばらく状況が理解できていない私だっ…
レオポルド・フォン・ランケ『ドン・カルロス 史料批判と歴史叙述』(訳・祇園寺信彦。創文社) 皆川博子『伯林蝋人形館』(文藝春秋)
朝は定時に事務所に飛び込み、十時前には堂山のツタヤでヴィデオを投げ込み、そのまま中崎町から天神橋筋商店街。天満宮の手前の国道で折り返し、扇町から阪急東通商店街を再び堂山へと戻る久しぶりの古本屋巡り。ポツポツと拾いものがあり、ビニール袋の持…
柚子の誕生日である。Happy Birthday!! 借りてきたヴィデオで、米国に渡りダグラス・サークとなってからの『誘拐魔』と、デトレフ・ジーレクだったドイツの頃の『世界の涯てに』を独りで観る。特に、『世界の果てに』が、とても素晴らしい。ヒロインを演じる…
トーマス・オーウェン『黒い玉 十四の不気味な物語』(訳・加藤尚宏。創元推理文庫) ベルギーの現代作家の短篇集。
ステファヌ・マラルメ『マラルメ詩集』(訳・鈴木信太郎。岩波文庫)
仕事を終え、ダイエーの上のジュンク堂に寄って鈴木信太郎の『マラルメ詩集』を買ってから、スターバックスで『世紀末の夢』の続きを読む。 来月の岩波文庫、テオフィル・ゴーチェの『モーパン嬢』の新訳に、ビューヒナーの『ヴォイツェク/ダントンの死/レ…
菅野昭正『ステファヌ・マラルメ』(中央公論社) フレッド・ボイル『10月1日では遅すぎる』(訳・伊藤典夫。早川文庫)
事務所から外に出ることなく仕事。七時過ぎに終えて、三宮ダイエーのジュンク堂を経て、九時過ぎに帰宅。 季節の変わり目には必ず軽い風邪をひく。それは大抵、喉にきて、実に嫌な感じの咳が出る。 義姉と姪が泊まりにきている。
津原泰水『ペニス』(双葉社) マルセル・シュネデール『空想交響曲』(訳・加藤尚宏。東京創元社)
元町の古本屋を覗いてから会社へ。その他は、三宮へ旅券の発行申請に行った以外は、終電の一本前の電車までこりこりと仕事。 隣の駅まで寝過ごして、タクシーで最寄駅まで戻る。結局、終電で帰るのと変わらない時間になる。 六年を経て佐藤亜紀の「新潮社問…
朝、再び『トップをねらえ2!』の最終話「あなたの人生の物語」を観る。判っていても、やっぱり爆泣。 フィリップ・ジュリアンの『世紀末の夢』を読んでいたら、ジュール・ラフォルグがワーグナーの音楽を評した文が引かれていて、ちょっと面白かったので、孫…
鶴巻和哉の『トップをねらえ2!』*1を最終話まで観る。最後で、爆泣。滂沱。声をあげて泣いてしまった。 素晴らしい大傑作。原典の『トップをねらえ!』すら、庵野版『帰ってきたウルトラマン』も『劇場版エヴァンゲリオン』も含み込んで乗り越えて、これまで…
来週は連休で締め切りが一日早くなるので、今日は23時過ぎまで制作と残って仕事。事務所でUFOを食べる。 1時過ぎに帰宅。冷蔵庫の中の森永のプリン*1を食べてから、既に蒲団の上に転がっていた柚子と益体もない話をして、私も寝る。 来年秋のベルリン国立歌…
ブライアン・マギーの『ワーグナーとは何か』を読み終える。その記述のスタイルは英米の哲学者による大陸哲学の優れた入門書(ジョージ・スタイナーの『ハイデガー』など)に似て、すぱっとクリアに、ワーグナーの性質を切り出してくる。 例えば……ワーグナー…
『ワーグナー:『ローエングリン』第1幕前奏曲、『タンホイザー』序曲、ウェーバー:『オベロン』序曲、シューベルト:交響曲「未完成」』(指揮:エウゲニー・ムラヴィンスキー。レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団。1977年ライヴ盤。ALUTS)
雨。 G・K・チェスタトンの『木曜の男』を読み終える。ものすごい傑作。例えば今、私が兵隊になって、文庫本を一冊だけ持ってゆくなら、これを持ってゆくだろう。ただもう素晴らしい。 ブライアン・マギーの『ワーグナーとは何か』を読み始める。 帰宅後、リ…
ティモシー・クラーク『マルティン・ハイデガー』(訳・高田珠樹。青土社)
ロバート・フリップ/ブライアン・イーノ『The Essential Fripp and Eno』(CAROLINE) スヴャトスラフ・リヒテル『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集』(PHILIPS)
朝、扉を開けると、家の前に蛇がいた。やがて、するするすると玄関の一段低くなったところに置いてある植木鉢の下の影に隠れていった。ちょっと感動。 仕事の途中に寄った中古レコード屋で、欲しかったフリップ&イーノのベスト盤を見つけ、リヒテルの二枚組…
ずいぶん涼しくなってきた。 仕事の合間にチェスタトンの『木曜の男』を読み進める。時折挿入される、光線と影の描写が非常に巧み。しかし何と云う面白い小説だろう。ずっと以前に買っておいたのに、何でさっさと読まなかったのか。勿体ないことをした。 眠…
昼過ぎに起床。 鶴巻和哉+榎戸洋司の最強コンビによる、『トップをねらえ2!』を第1話から第4話まで一気に観る。やっぱり傑作だわ。 夕方から実家へ。弟から漫画を借りてくる。 帰りの電車の中で羽海野チカの『ハチミツとクローバー』の最終巻を読む。賛否両…