朝起きて洗濯機を回す。洗濯物を干しにベランダに出る。「しま」は私を先導して先に階段を登る。「しま」がコンクリの床の上で日向ぼっこをしている隣で、今村仁司の『アルチュセール』のイデオロギー論のところを読む。 昼前に、先日あちこち回ったが店舗に…

仕事をして帰る。山下達郎の『SPACY』を半分だけ聴く。 柚子が作ってくれた焼きそばを食べて、そのあと少し何か書いたり読んだりしようと思うが、風邪っぽいのではやく眠るという柚子と一緒に、開架のソファから「しま」も連れてきて、眠る。 画廊は閉まり、…

職場から、すっかり疲れて帰宅する。今朝は、ぱっちり目覚めて快調だったが、今日の仕事に対して、やはり眠った時間が短すぎたようなので、夕食のあと、さっさと蒲団に潜り込む。眠りもまた、コミュニストたちがいうように、量は質に転化するのだ。

朝起きて、今日は仕事が休みではないことに、なんとなく釈然としないまま、出社する。 仕事を終えてから駅前の古本屋の百円棚を覗いたら、まだ『鏡の国の戦争』も『高貴なる殺人』も並んでいたので、たぶん「しま」しか入れない部屋の隅のどこかにあるはずだ…

職場の近くの古本屋の百円棚でジョン・ル・カレの『死者からかかってきた電話』を買う。お菓子とコーラをドラッグストアで買って、家に戻る。 夕食をとってから、Zoomでアラザルの同人たちと駄弁る。夜中の3時までずーっと喋る。意識がなくなるまで喋る。い…

駅前の花屋が、ラナンキュラスを十本纏め売りをしているのを買う。朝家を出るときからジャケットを一着買って帰ろうと思っていたので服屋にも寄るが、ちょうどいいサイズがない。閉店間際の本屋で慎改康之の『ミシェル・フーコー』を買う。花の茎を鈍い鋏で…

ロンドンの本屋から郵便が届いた。ルイス・ボルツのカタログ『Common Objects』は、ボルツの写真とアントニオーニやJLGやヒッチコックの映画との影響関係を探る展示だったらしく、ページのところどころに彼らの映画から抜き取られたワンシーンが透明なシート…

カメラが修理から戻ってくる。とても嬉しい。昨日まではiPhoneで撮った写真をアプリでいじってモノクロにして遊んでいたが、偽モノづくりも、もうやめだ。 今日は朝から夕方まで、インテックス大阪でSKEの握手会の予定だったが、肺炎騒ぎのせいで中止になっ…

朝、仕事に行く前にカメラを宅急便で修理に送り出す。7月に買ってからずっと鞄の中に入れて持ち歩いていたので、急に肩が軽くなって、とても悲しくなる。しかたがないので、またiphoneで撮る。いつもはやらないことをしようと、撮ったのをアプリでモノクロに…

「これは女が、大好きな男を撮ってる写真だ。見たら判る」と書いているのをツイッターでみかける。さすが不愉快の痰ツボことツイッター。写真にはそんなものは写らないだろう。見たって判らないだろう。ホンマタカシの「My Daughter」はどうなるんだ。写真は…

洗濯物を干す。書き物のメモを作る。 元町の古本屋に行き、全29巻版の『荷風全集』がまだ残っているのを確かめて取り置きする。荷風をまとめて読んでみようと思っている。 梅田のヨドバシまで出て、自室のPCでNetflixをみるためのヘッドフォンを探した。i-Ph…

朝は柚子と「しま」に挟まれて眼を覚ます。 洗濯物を干す。ベランダで写真を撮る。写真も今年はもっとバチャバチャ撮ろう。 今年は批評を去年よりも努めて書く。出版状況というのはなかなか複雑怪奇らしいが、単著を出せるように準備をしよう。 美術について…

ホームドアができるまで、むきだしのプラットホームなんて、いちども怖いと思ったことなんかなかったが、あれができてから、ものすごく危ない場所に知覚され始めた。

二度寝して、寝坊する。歯医者に電話をする。謝って来週に変更してもらう。 ネトウヨになってしまった友人の劇団サイトの上演歴をふと眺めることになり、それがもう十年以上前であることを改めて知る。これだけ経っても、幾つかの舞台の煌きと客席での興奮が…

昼過ぎから京都に出る。染・清流館のグループ展に出ている、むらたちひろさんの二枚一対の作品をみる。枠に張られたカンヴァスを用いて、イメージが浮かんでいる。絵画のようにみえるが、支持体の上に画材を積み重ねてゆく絵画とは異なり、支持体のなかに、…

むかし、いい芝居をつくっていた友だちが、どうやらネトウヨになってしまったみたいで、歴史には通り一遍の興味しかなくて兵器のスペックだけが好きなひとだったので、近代史のお勉強というワクチンによる抗体がなかったんだろうけれど、やはりそれなりに悲…

ギャラリーパルクの「像を耕す」展のクロージング・トークを聴きに行く。家に帰って、洗濯物を取り込んで、河出文庫の『ベンヤミン・コレクション』(いろんな翻訳があるが、私はこれがいちばんしっくりくる)をめくる。「翻訳者の課題」は、藝術作品が「受…

朝、公園を通り抜けるとき、砂場のへりに腰掛けて、砂のトンネルを掘っている小さな男の子を見つめながら、父親だろう男が、缶ビールを呑んでいた。 夜、山本君と電話で話す。どうしたって、写真の話になる。「考える前に撮らなきゃダメだよー」と、やっぱり…

須田亜香里がAKB48としてSKEからたったひとりで『ミュージックステーション』に出るので、職場からばたばたと帰宅して録画する。肩を出した衣裳の須田さんの、よく鍛えられてなめらかな背中は、とてもきれいでほれぼれする。須田さんは後列でもどこでも必ず…

柚子と昼から出かけて中之島公会堂でマシュー・バーニーの『リヴァー・オブ・ファンダメント』をみる。『クレマスター』の全上映会にも柚子は付き合ってくれたのだった。 未分化の、なにものに変化するかまだ決定されていない粘液を溜め込んだ袋には、開閉の…

朝いちど起きて、柚子が出勤するのを見送り、ペットボトルを棄てておいてねと頼まれる。蒲団の上に転がって眠る。 昼前に起きて、公園の外まで、資源ゴミがまだ出されているかを確認しに行く。小雨が降っているので、白濁色のビニール傘をさして。家に戻り、…

七時頃、職場の外に出ると、空がすっかり暗くなっていて、いきなり夏の終わりを知る。

職場のどうでもいいレポートも、じぶんで書く批評も、書いているのは私だからどちらもだいたいそんなに書くのは早くなくて、いつも困る。 雨がざざっと振ってくる前に洗濯物を取り込み、皿を洗ったりする。夕方から大阪まで出て、画廊をひとつ覗く。セブンイ…

朝、近所の駅まで戻って、そのまま歯医者。麻酔をかけられて、虫歯をごりごりと削られ、樹脂で埋めて、この箇所の処置はこれで終わり。次の箇所はまた歯形を取って、になるらしく、次の予約をとる。帰宅して、柚子から頼まれていた梅の木の枝を切ってつめた…

夕食をとりながら、ぼんやりTVを眺めていたら、「あのひとは子供が欲しくないっていっていたので……でも、この子がいることを知ったら、自殺しなかったかもしれない」みたいな台詞が聴こえてきて、自分の子供は欲しくないといっていたのなら、そのことこそが…

『アラザル』12号に載った堤拓哉の批評「「重症心身障害児(者)」と「芸術」の臨界点」について、書いておきたい。 堤は、重症心身障害児者の女性を、施設のスタッフであったサザーランドという男がレイプして妊娠させた事件を、ただ被害者が、無抵抗な物体…

ツイッターで糞みたいなこと云ってる美術家とか漫画家にかぎって、漫画の絵が下手だったり作品がひどい。これは私のささやかな慰めである(って、先日も書いていた。とにかく、賢しげな顔で、逆張りをして悦に入っているガキが、私はほんとうに嫌いなのだ(…

アイコンがパネマジのドゥルージアンは「批評家はカミングアウトしない、でも私は哲学者だからそうする」みたいことを猛烈にガキくさいドヤ顔で云ったときからずっと本当に軽蔑しているし、そういう程度の低さだから、下劣な逆張り美術家(ツイッターで頑張…

『現代写真アート原論』を読んでいるのだが後藤繁雄のまったく無駄にカタカナだらけの発言がイラつくので、これは後藤ではなくルー大柴が云っているのだと思うようにしたら、だいぶ読めるようになった。

風邪をひいたらしく、帰宅すると柚子は早めに休んでいる。食卓の上のビニール袋のなかに、買っておいてくれた中華が入っていて、食べる。古本屋で注文していた金村修の最初の作品集『Crash landing』が届いている。透明度の高くてすみずみまでクリア(ちょっ…