2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アルフレッド・バーの本を読み終えて(これ復刊すればいいのに。最後に付録で載っているピカソのステートメントもとても面白かった)ロザリンド・クラウスの『ピカソ論』を読み始める。じりじりと見えてくるものがクラウスの言葉によって変わってくるさまが…

全然関係ない音楽をかけてサイレント映画を見ると、その合わなさから画面のリズムがくっきりしてくる。スタンバーグの『暗黒街』を見ながらテツラフとギーレンのバルトークの《ヴァイオリン協奏曲第2番》を聴いていると、そのズレと、ときどきの絶妙な噛み合…

大量のピカソを見て、さっそく影響されて、積んである本の中からアルフレッド・バーの『ピカソ 藝術の五十年』を読み始める。大変よくまとまっていて図版も多くて読みやすく、モダニズムの観点から見た非常にオーソドックスな評価が時系列で述べられる。今読…

朝から出かけてシネマ神戸でシャンタル・アケルマンの『東から』を見る。照明を一本立てて、駅の巨大な待合室とか、舗道の真横から、カメラを固定して撮っているものすごく長いドリー・ショットが幾つかある。路面で物を売っている人や、たまたま横断歩道の…

昼から出かけてシネマ神戸でシャンタル・アケルマンの『一晩中』を見る。夜が明けて、ピンクとブルーの布を纏った二匹の生き物が抱き合って一つの塊のようになって身体を揺すぶるダンスのような何かのようなショットが凄かった。朝7時のモーニングコールに出…

久しぶりに九条まで出てシネ・ヌーヴォでシャンタル・アケルマンの『街をぶっ飛ばせ』と『家からの手紙』の二本立てを見る。アケルマンの映画は自爆というか内破的な終わり方をすることが多いように思う。最初の短篇である『街をぶっ飛ばせ』から既にそうだ…

朝から名古屋まで出る。高島屋で初めて「赤福氷」を食べる。とてもおいしい。 クセナキスの《ノモス・ガンマ》目当てで、名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏会。初っ端のバルトーク《ルーマニア舞曲》から素晴らしかった。《ヴァイオリン協奏曲第2番》も…

仕事終わりに堂山町まで出てメルツバウの『Pulse demon』のリマスターの新譜を引き取ってくる。

ようやく出来上がったチャコールグレーのほぼ無地のスーツを取りに、仕事帰りに服屋に行く。もうこれからスーツは全部鼠色にしようかと思う。本屋に寄って帰宅する。 スティーヴ・ライヒの《ドラミング》の1974年録音を聴いている。とても気持ちいい音色。