2013-01-01から1年間の記事一覧

何とか書き終えて、異様な昂揚のまま仕事に行く。仕事を終えて、ミント神戸のレイトショウでリドリー・スコットの『悪の法則』をみる。

部屋のあちこちに乱雑に積み重ねられ、グチャグチャにほっ散らかされている本本本本やら映画だの展覧会のチラシやら何やらに、じぶんの精神の荒廃をみる。ちょっとずつでも整理してゆかねばと思う。こんなことを思うのは、たいてい何かを書いているときだ。 …

駅までの舗道の路肩に、柳の樹が植わっていて、もうすっかり黄色く枯れた葉が風に吹かれて落ちる。細長いボートのようなかたちをした枯葉は風に巻かれてくるくると回転しながら舗道に落ちて層をなして積もる。そこへさらに風が募って、吹きまくられた柳の枯…

朝、バスで帰阪。そのまま帰宅して、柚子が出社するのに間に合う。 暖房を入れると「しま」がその前にぺたりと坐り込んで動かない。エイゼンシュテインの『十月』をみる。垂直に落ちる馬、横たわる青年に突き刺される傘、ゴロゴロと引きずられてゆく軽機関銃…

朝、雨音で起きて慌ててベランダに出るが既に洗濯物はずぶ濡れだった。 きのう仕事帰りに閉店間際の本屋に駆け込んで買ってきた穂積『さよならソルシエ』の二巻(完結)を読む。とても面白かった。

きょう届いた古書

ハンス=ゲオルグ・ガダマー『哲学・芸術・言語』(訳・斎藤博、近藤重明、玉井治。未來社)

仕事を終えて帰宅して、晩御飯を食べてから花組新人公演の《エリザベート》の録画をみる。ゾフィを演る桜一花はこのときから立派に桜一花なのだが、その後ずっと円熟しつつあるのだということや、未涼亜希はもうすっかり今とおなじ未涼亜希にできあがってい…

起きると昼前。なので、散髪やら美術館やら映画館やら、出かけるつもりだったが、結局ずっと家で書き物をしたり洗濯をしたり、柚子の蒲団で眠っている「しま」を眺めたりして過ごす。 コーエン兄弟の『ディボーズ・ショウ』を夜、ちょっとだけみる。キャサリ…

『コラテラル』、飯村隆彦×鈴木治行

朝起きて肉じゃがを食べてから、借りてきたマイケル・マンの『コラテラル』をみる。頭からちゃんとみるのは初めて。ちょっと過大評価されすぎている気はしたけれど(この映画の評価の高さは、「お前は夢からも現実からも逃げるために夢を利用してるだけだ!…

野平一郎を聴く

中原浩大展「自己模倣」をみる

まだ暗いうちから出てごとごとと岡山まで。岡山をちゃんと歩くのは初めてだが、姫路と千葉をあわせたような感じの都市。路面電車を眺めながら駅からずっと歩いて、岡山県立美術館で、中原浩大展「自己模倣」をみる。

朝起きて、柚子と「しま」のいる居間でごろごろしながら、ハイデガーの「ヘーゲルの「経験」概念」をだらだらと読む。だらだらというのは怠惰であるのもあるが、行きつ戻りつしながら咀嚼しつつ、のため。かなり難物だけれど非常に明確な把握(ただし独特)…

筒井武文『バッハの肖像』、池田亮司《superposition》

雨。昼前から神戸映画資料館まで出て、筒井武文の『バッハの肖像』をみる。 新長田駅前の、大丸が抜けて西友が入ったショッピング・センターの地階で、「ういろや」の支店を探すと幸いまだ店は残っていて、抹茶味のういろを一本買う。 そのまま出町柳まで出…

朝。柚子を見送り、ゴミを棄ててきて、洗濯機を廻して、その間に、井上郷子の演奏する《バニータ・マーカスのために》を聴いている。この曲の最初のふたつの音の置きかたは、本当に素晴らしいといつも思う。特に、いきなり音楽がはじまってしまって、驚いて…

きょう買った古書

ルイ・アルチュセール『哲学・政治著作集(1)』(訳・市田良彦、福井和美。藤原書店) 「G・W・F・ヘーゲルの思考における内容について」が入っている。

仕事の帰りに三宮に寄り、古本屋とジュンク堂をぶらぶら。

仕事にゆく柚子を見送って、朝から洗濯機を廻して洗濯物を干す。「しま」がベランダに出てきて、ちょっとうろうろ。 庭の隅の梅の木に、野良猫がしていった糞を片づける。ついでに、夏の間に延び放題になった庭の植物を、ばさばさと伐る。蚊がやってくるが、…

四時過ぎぐらいにごそごそと蒲団からぬけ出して、ちいさな音でジャン=ギアン・ケレスの弾くブリテンの無伴奏チェロ組曲集を流しながら、今日中に提出しないといけない仕事の報告書やら何やらをバタバタとつくる。夜中はすっかり空気が冷たくなった。

この日記をみてくれているらしい知人から、「最近はあまり本とかCDを買ったりもしてないのね」と云われる。そんなわけがない。ぽつぽつとでも書いてゆかねばいけないなと、つくづく。

『サイド・エフェクト』をみる

柚子と待ち合わせてミント神戸でスティーヴン・ソダーバーグの『サイド・エフェクト』をレイトでみる。実に恬淡と、意図があろうとなかろうと、人間もまた畢竟、虫であるということを描いて揺ぎない。その「虫」たちの暮らす空間を描くとき、ソダーバーグは…

『羽織の大将』をみる

休みなので柚子を送り出してからスパゲティを茹でて食べ、「しま」と居間でごろごろ。ずいぶん前に録画しておいた千葉泰樹『羽織の大将』をみる。とても底のほうがひんやりとしていて、冷たい世間とかひとのありさまを、さらりと描く。桂小金治がいきなり車…

きょう買った古書

青柳悦子『デリダで読む『千夜一夜』 文学と範例性』(新曜社)

仕事が終ってからふと思い立って、電車でごとごと、姫路まで出る。お城の近くの商店街のなかの、何度かその前は通ったことがあるのだが開いているのに遭遇したことのなかった古本屋をめざす。ずばり店は開いていたのだが、ときどき遭遇する、時間がすっかり…

柚子と夕食のあと食べた桃はとても甘くて柔らかく、大変うまかった。

きょう届いた新刊

ジャン=リュック・ナンシー『訪問 イメージと記憶をめぐって』(訳・西山達也。松籟社)

柚子と夕食のあと食べた桃が林檎みたいに堅くて、ひどかった。

殿村ゆたか劇場『スローなブギにしてくれって言ったのに』をみる

仕事を終えてから梅田まで出て、中崎町のコモンカフェで、殿村ゆたか劇場+メロン・オールスターズ『スローなブギにしてくれって言ったのに』をみる。脚本は二朗松田、演出は泉寛介。メロン・オールスターズはジャズバンドで、彼らの演奏をバックに劇中、役…

きょう届いた古書

原勝郎『東山時代における一縉紳の生活』(筑摩叢書) 西郷信綱『国学の批判 方法に関する覚えがき』(未来社) 西郷信綱『源氏物語を読むために』(平凡社ライブラリー)

仕事を終えてから実家の近くの散髪屋へ行き、髪を切る。暑かったのでさっぱりする。実家へ寄る。駅前のラーメン屋で飯を食って帰る。

きょうは本当に暑かった。仕事を終えてあんまり暑かったので少し泳いで帰る。 帰宅して風呂に入り柚子と夕飯を食べるがやっぱり暑い。頭部が火照っている。柚子が保冷剤を出してきてくれて、それを乗っけて楽になる。 NHKのドキュメンタリシリーズ「未解決事…