2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
朝起きると、鬱々苛々していたことはどうでもいい、というか、なるようになれば別にいいやと思えるくらいになっていたので、やはり眠って脳をすっきりさせることは大事だなと、柚子が心配していってくれることには従おうと思った。朝、ゴミを棄てに行って写…
仕事に行く。昼飯に食べた、前任者おすすめの弁当屋の唐揚弁当がとてもまずい。 最近、なぜか山下達郎の初期のアルバムをずっと聴いていた。『SPACY』とか『RIDE ON TIME』とか『For You』とか『GO AHEAD!』とか。神経を昂らせない、耳慣れしているものを聴…
十年以上積みっぱなしにしていた、第一次安倍内閣のルポルタージュ『官邸崩壊』を読んだ。著者の上杉隆の現在の凋落ぶりもそうとうひどいが、これは面白い本だった。 現在の安倍内閣は、官房副長官の事務方の人事で、第一次のときに官僚たちからそっぽを向か…
洗濯物を干してから仕事に。職場の近くのコンビニは、カウンターのへりに透明のビニールシートを垂らして、カネのやりとりはトレイで行うようになっていた。百均のレジ前の通路には、養生テープで印が貼ってあり、前の人と近づきすぎないようにしてある。地…
いつも昼飯を食いに通っている店はどちらも臨時休業している。しかたなくテイクアウトの弁当を買ってきて食べる。 珍しく帰宅ラッシュの時間にかち合う。ホームに滑り込んできた快速の中の混み具合を、開いたドア越しにみて、思わずたじろいでしまう。気にし…
すっきり晴れている。カメラを持ってきて、窓越しに写真を撮る。「しま」にカメラを向けると、たいてい顔を背ける。柚子のようにかわいらしく撮ることができない(岩合さん曰く「いい写真を撮ろうという邪念が、猫を警戒させているのだ」)。彼女の朝ごはん…
ずっと雨。じっとりとしんどい。傘を差してゴミを棄てに行くが、今日は収集車が早かったみたいで、ゴミ袋を家に持ち帰る。原稿を書くためにテキストを広げる。少しだけ本を読む。YouTubeで馴染みの音楽をぼーっと聴く。「しま」と少しだけ話す。もう夜になっ…
雨。昼の休憩はファミレスでとる。テーブルは間引いてある。向かい合って坐る爺さんと婆さんがグラッパの赤ワインを呑みながら素顔を曝して大声で喋っている。そのずっと奥の席には、やはりひとつのテーブルに若い男女が坐っている。彼らはマスクをして、何…
今朝はハンブルク州立歌劇場の《パルジファル》をぼーっと眺めている。このところあちこちの歌劇場が《パルジファル》をアップしていて、それをつまみ食いしている。コロナの時代の音楽としての《パルジファル》。ずっと治らない傷口から血を流し続けながら…
朝起きて洗濯機を回す。洗濯物を干しにベランダに出る。「しま」は私を先導して先に階段を登る。「しま」がコンクリの床の上で日向ぼっこをしている隣で、今村仁司の『アルチュセール』のイデオロギー論のところを読む。 昼前に、先日あちこち回ったが店舗に…
仕事をして帰る。山下達郎の『SPACY』を半分だけ聴く。 柚子が作ってくれた焼きそばを食べて、そのあと少し何か書いたり読んだりしようと思うが、風邪っぽいのではやく眠るという柚子と一緒に、開架のソファから「しま」も連れてきて、眠る。 画廊は閉まり、…
職場から、すっかり疲れて帰宅する。今朝は、ぱっちり目覚めて快調だったが、今日の仕事に対して、やはり眠った時間が短すぎたようなので、夕食のあと、さっさと蒲団に潜り込む。眠りもまた、コミュニストたちがいうように、量は質に転化するのだ。
朝起きて、今日は仕事が休みではないことに、なんとなく釈然としないまま、出社する。 仕事を終えてから駅前の古本屋の百円棚を覗いたら、まだ『鏡の国の戦争』も『高貴なる殺人』も並んでいたので、たぶん「しま」しか入れない部屋の隅のどこかにあるはずだ…
鍼に行き、サンパルの「コフタ」でカツカレーを食べてから、三宮で写真を少し撮る。桜ノ宮まで出て環状線を降り、ちょうど太陽が背になるので、京橋のほうへ向かって写真を撮りながら歩く。 京橋を越えて蒲生まで出て、少し陽も落ちてきたので、京橋に戻る。…
「他人同士がひとつの場所に集まるな」と呼号されている。相当の補償(カネ!)もないままに。 何の補償もなく自由権を削減されることへの抗議の表明もなく、命の危険を盾に取られて、これに諾々と従うなら、これからも繰り返されるだろう。 他人がひとつの…
職場の近くの古本屋の百円棚でジョン・ル・カレの『死者からかかってきた電話』を買う。お菓子とコーラをドラッグストアで買って、家に戻る。 夕食をとってから、Zoomでアラザルの同人たちと駄弁る。夜中の3時までずーっと喋る。意識がなくなるまで喋る。い…
駅前の花屋が、ラナンキュラスを十本纏め売りをしているのを買う。朝家を出るときからジャケットを一着買って帰ろうと思っていたので服屋にも寄るが、ちょうどいいサイズがない。閉店間際の本屋で慎改康之の『ミシェル・フーコー』を買う。花の茎を鈍い鋏で…
ロンドンの本屋から郵便が届いた。ルイス・ボルツのカタログ『Common Objects』は、ボルツの写真とアントニオーニやJLGやヒッチコックの映画との影響関係を探る展示だったらしく、ページのところどころに彼らの映画から抜き取られたワンシーンが透明なシート…