2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧
荷物を作ってからは眠らず。 家の前までタクシーを呼び、トランクと肩掛け鞄の荷物ふたつを携え、柚子に手を振り、空港へ向かう。 三宮からバスで、関西国際空港*1へ着き、旅行代理店のカウンターで往復のチケットを受け取り、フィンランド航空*2のカウンタ…
仕事、なんとかかんとか終わらせる。 先日、柚子から「水星の逆行があるので連絡がらみのミスに気をつけて、苛々したりしないように」と云われ、それは旅行がらみのことかと思っていたら、いきなり仕事がらみだった。 見切り発車的に仕事を終わらせる。夜、…
明日が仕事の締め日なので、殆どずっと事務所の中で仕事。 明日中に速やか且つ円満に片づけねばならない仕事ができてしまい、それを考えて、すっかり憂鬱になりながら帰宅。 アルミン・ジョルダンも死んだ。プロコフィエフのオペラを指揮している最中に倒れ…
梅田の銀行で、手持ちの円を総てユーロに換金し、その後ヨドバシカメラで変圧器と、飛行機の中で使う耳栓*1、服を圧縮して収納する袋を購入する。 ついでに申し上げるなら、私はクレジットカードを所持していない。 仕事は、締切前なのでバタバタしている。…
泉鏡花『歌行燈』(岩波文庫) 泉鏡花『夜叉ヶ池/天守物語』(岩波文庫) 泉鏡花『草迷宮』(岩波文庫) 泉鏡花『春昼/春昼後刻』(岩波文庫) 泉鏡花『鏡花短篇集』(編・川村二郎。岩波文庫) 茂木健一郎『脳と仮想』(新潮社) アンリ=ルイ・ド・ラ・…
会社の近くの大型古書店で、泉鏡花の文庫などが百円棚に並んでいたので、あるだけ買う。 雨。日劇会館にて山本薩夫監督の『天狗党』と西村昭五郎監督の『競輪上人行状記』の二本立て。 『天狗党』は連合赤軍事件みたいな映画だったが、後者こそがずっと観た…
新世界へ出掛けて映画を見るつもりだったが結局、終日、家でだらだら。柚子は用事で朝からお出掛け。 昼過ぎ、姪と義姉がくる。 姪は「ママ」と「ワンワン」のふたつの言葉を発するようになっていて、それが嬉しいらしくしきりにその二語を口にする。やがて…
朝から晩まで真面目に働き、昼飯を食べ損ねて、夕方、営業先で「天下一品」の店を見つけ、こってりの並ラーメンに辛子味噌をスープが茶色になるまで大盛りに入れて食す。美味。
昼過ぎ、授業を終えられたM女史と邂逅。スターバックスに入って、欧州旅行のレクチュアを受けたり、女史が年末に参加される或るセミナーで取り上げるテクストのことなどを話し合ったりする。ジュンク堂を経巡って、女史の旺盛なお買物を眺めさせていただいて…
エレム・クリモフ監督『ロマノフ王朝の最期』
レフ・トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』(訳・望月哲男。光文社古典新訳文庫)
久しぶりに神戸は平野商店街の古本屋へ行くために、新開地からだらだらと坂道を昇ってゆく。 途中、エロDVD屋の軒先にレンタル落ちの映画のヴィデオを売っているのを覗くと、エレム・クリモフの尋常でないパワーが溢れるソ連映画の大好きな傑作『ロマノフ王…
杉本俊多『建築夢の系譜 ドイツ精神の十九世紀』(鹿島出版会)
ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』のリブレットを読み終わる。何と云う豊饒な劇詩だろう。実は、ひそかに常に思っていることなのだが、ニーチェはワーグナーを超克したのではなく、遂にワーグナーに追い付くことができなかった哲学者なのではないか? 『…
ハンス・クリスチャン・アンデルセン『絵のない絵本』(訳・矢崎源九郎。新潮文庫)
会社の近くの古本屋でアンデルセンの『絵のない絵本』を100円で、U君の分と二冊買う。 仕事を終えて三宮のGAPへ行き、セールになっていた黒の肩掛け鞄を買う。旅行の際に使うのである。 21時半頃、拙宅に帰着。柚子に録画を頼んでおいた『のだめカンタービレ…
古井由吉『眉雨』(福武文庫)
昼から仕事の関係で或る検定試験を受けるため出掛ける。結局、教科書は半分しか読まないままだった。しかし、何とかなったのではないかと思う。さっさと会場を出る。 夕方、柚子と元町の海文堂書店の前で待ち合わせて味香園へ。たらふく食ってから、ふたりで…
夕方まで部屋に篭って書き物。どれも「もどき」だが報告書とか始末書とか評論とか随筆とかではないものを、何とか終わりまでの目算も立ちながら書いているのは、何年ぶりか。面白くて仕方がない。 夜、大阪へ出掛ける。 電車の中でも明日の検定のための教科…
ダニエル・リベスキンド『ブレイキング・グラウンド 人生と建築の冒険』(訳・鈴木圭介。筑摩書房) 原研二『オペラ座 「黄金時代」の幻影劇場』(講談社選書メチエ) 以前、図書館で読んだのだが、やはり手許に置いておくほうが良い本だと思ったので。
日曜日までに読み終え、頭に叩き込まねばならぬ仕事用の本の所為で、読書が捗らずもどかしい。 九時過ぎに三宮のスターバックスに入り、閉店まで件の読書。悲しいかな、何を読んでもそれなりに面白く感じてしまうのだ(失笑)。
デボラ・モガー『チューリップ熱』(訳・立石光子。白水社) 『ひとり歩きのフランス語自遊自在』(JTB)
テオフィル・ゴーチェ『死霊の恋/ポンペイ夜話/他三篇』(訳・田辺貞之助。岩波文庫) 森田誠吾『中島敦』(文春文庫) 平島正郎+菅野昭正+高階秀爾『徹底討議 19世紀の文学・芸術』(青土社)
テッド・チャンの短篇集『あなたの人生の物語』を読了。どれも恐ろしく巧み。特に表題作「あなたの人生の物語」と「地獄とは神の不在なり」は、まるで、現在最も真摯な映画を撮るM・ナイト・シャマランのそれを思わせる。「七十二文字」や「バビロンの塔」に…
キリル・ボンフィリオリ『深き森は悪魔のにおい』(訳・藤真沙。サンリオSF文庫) 古本屋で千円だったので即買。ずっと探していた本の一冊なのだ。
駅から拙宅までの帰り道の途中で、門柱に座っている猫がいて、いつも挨拶するとニャーと鳴いて、その後はぐりぐりと撫でさせてくれるよい子なのだ。今夜もぐりぐりしていると、飼い主の伯父さんが出てこられてお話をする。毛並みもよく、表情もはっきりして…
レナード・モズレー『ゲーリング 第三帝国の演出家』(上下巻。訳・伊藤哲。早川文庫)
昼過ぎ、柚子と一緒に外出。行き先は別。 上本町の古本屋を覗く。 コンビニで『イブニング』を立ち読みすると、山本直樹の新連載「レッド」が掲載されている*1。大傑作『ありがとう』の頃からずっと温めていた様子の、「連合赤軍」事件を真正面から取り上げ…
きょうも梅田中崎町のPLANET+1へ行き、ダグラス・サークの『明日は必ず来る "There's Always Tomorrow"』(撮影はラッセル・メティ!)と『翼に賭ける命』の二本立て。字幕と映像がズレまくったり、肝心の映写そのものが巧くいかなくて中断したりと散々であ…
昼前に起きる。背中の筋が違えたように痛くなり、柚子にマッサージして貰う。 たっぷりとした朝食を取り、午後過ぎまでぐだぐだと過ごし、M女史と中崎町の喫茶店「太陽の塔」*1で会い、旅行用の鞄をお借りする。 *1:http://www.taiyounotou.com/