2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ローレンス・ライトの『倒壊する巨塔』を読了する。9.11はユダヤとブッシュの陰謀だとか真顔で云うひとがいるのにときどき驚くが、あれは結局、アラブ人如きに西欧の中心地を攻撃することができてたまるかという意識なのだろうし、抑圧と否認であるから、あ…

きょう買った古書

ジャン・スタロバンスキー『活きた眼』(訳・大浜甫。理想社)

行きは雨。電車を降りると止んでいる。私の前を制服姿の高校生の三人組――ひとりの髪の長くて背筋のぴんと伸びた女の子を挟んで、ふたりの男子――が歩いている。左の男の子が携帯プレイヤーから私の知らないロックを流していて、ところどころ一緒に歌ったりし…

きょう買った古書と届いた古書

アイザイア・バーリン『思想と思想家 「バーリン選集」第一巻』(編・福田歓一、河合秀和。岩波書店) アイザイア・バーリン『時代と回想 「バーリン選集」第二巻』(編・福田歓一、河合秀和。岩波書店) 斎藤英治『さようなら、映画館 80年代フィルムカルチ…

J・M・クッツェーの『ダスクランド』を読み終える。18世紀の南アフリカでの暴力と、20世紀のアメリカ本土におけるヴェトナム戦争が「クッツェー」という名前や幾つかの言葉を蝶番にして重ねあわされる。そうすることで、ぴったりと相似の図が描かれるという…

きょう届いた古書

E・L・ドクトロウ『ダニエル書』(訳・渋谷雄三郎。サンリオSF文庫)

きょう届いた新刊

ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜 視覚空間の変容とモダニティ』(訳・遠藤知巳。以文社)

きょう買った古書

ジャック・デリダ『滞留(付・モーリス・ブランショ「私の死の瞬間」)』(訳・湯浅博雄、郷原佳以、坂本浩也、西山達也、安原伸一朗。未来社)

きょう買った古書

E・L・ドクトロウ『ラグタイム』(訳・邦高忠二。早川書房)