2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年越しの風景

柚子は朝からおせちを作っている。私は栗きんとんに使う、薩摩芋の裏漉しを引き受けた。 夜、21世紀の最初にバイロイトで奏でられた、ティーレマンの『パルジファル』の録音を聴きながら年を越える。 柚子に挨拶する。いつも隣に好きなひとがいてくれると云…

とても良くできた図録

柚子は朝からお出掛け。 年賀状の宛名書きに勤しむ。 森美術館から待ち焦がれていた「杉本博司:時間の終わり」展のカタログが届き、陶然と眺める。

ラブホテル、その後

(昨日の続き)ベッドに倒れ込んで、爆睡。 そのままふたりで死んだように眠ったまま朝を迎え、その後も何もしないまま(笑)ラブホテルを出て、帰路に。 夕方、U君邸に赴き、彼にデザインしてもらった年賀状をプリンタで出力してもらう。U君は梅田で焼肉パ…

忘年会

夜、堂島の「Cherry Jam」*1にて忘年会。U君は結局現われず。 某劇団主宰氏がギターを片手に、お店の常連さんのジャズ・バンドを従えて、「Stand By Me」を歌った*2。大変に格好良かった。楽器ができる男ってのは、いいねぇ。 軍曹やF大兄と別れ、M女史と愚…

何が嫌いって仕事が嫌いだ

昼前に起き出して、岩澤瞳が在籍していた頃のスパンクハッピーやガリー・ベルティーニのマーラー交響曲全集なんぞを、柚子が呉れたiPodにドスドス落とす。 夕方からちょっと会社に。お客のところを数件、挨拶まわり。

妻を見つめる

朝から出掛ける。心斎橋辺りの古本屋をぶらぶらして、柚子より先に帰宅。 帰ってきた柚子と世間話をしていて、ふと、彼女の顔をじっと見つめていると、なるほど最初に出会ったときより、ずいぶん美しくなっている。

昭和は遠くなりにけり。

実家の近所の散髪屋へ。 さすがに年の瀬、お客さんが多いですねと私が云うと、「いやァ、昔は夜通し、朝まで開けてましたからね、あの頃に比べたら暇なもんですヨ」と老主人。

きょう買った古書

山田寛『ポル・ポト〈革命〉史 --虐殺と破壊の四年間--』(講談社選書メチエ) 三宮の古本屋にて。ポル・ポトは、嘘と裏切りを繰り返す大人たちと違って、子供だけが純粋で穢れがなく、革命の真の担い手となることができると信じていた。だから強制収容所の…

アイデアの作り方とイソップ物語

夕方から、三宮を経て、会社に寄って少し仕事。会社の近所のケーキ屋で、予約しておいたクリスマス・ケーキを引き取る。 拙宅の最寄駅の前に、時折、灰色の野良猫(オス)がいる。ひと懐っこい猫で、何度か餌をやったことがある。今夜も駅前で奴とばったり会…

妻からの贈物

柚子がネットオークションで40GBのiPodを落札してくれた。 クリスマス・プレゼントなのである。 大変嬉しいのである。

仕事納め

朝から雪が降る。神戸はすっかり雪化粧。 きょうで仕事納めだが、最後の最後に年賀状と名刺用の印刷機が壊れて、何とかかんとか刷ったものを客に届け、凍った雪でつるつるになった舗道で滑り転びかけたりしながら、終電で帰宅。

ナボコフの『ロリータ』は凄い

試写で青山真治の期待の新作『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』*1、途中で、うっかり眠る。起きると浅野忠信が野原の真ん中でギュギュギョギャギャギャギャとギターを弾いていた。浅野忠信はキリストがよく似合うなぁ。エンディングの雪が、とても美しい。 ナ…

草木も眠る……

終電で帰宅。風呂で寝る。四時ぐらいかなと思って風呂場を出ると、もう六時半だった。

きょう届いていた古書

池内紀『道化のような歴史家の肖像』(みすず書房) この本に所収の、シュトロハイムに就いて書かれた随筆は素晴らしくエレガント。

年末年始に備えて!?

実家に行く。弟から漫画を山ほど借りる。

きょう買った新刊

トニー・マイヤーズ『スラヴォイ・ジジェク』(訳・村山敏勝・他。青土社)

きょう買った新刊

矢作俊彦『悲劇週間』(文藝春秋) 『新潮』で連載していて、新潮社から単行本が出ることも告知されていた『悲劇週間』が、突然、文藝春秋社から刊行されて吃驚。さては、借金のカタに取られたな(苦笑)。

きょう買った中古CD

リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』(指揮:レナード・バーンスタイン。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。CBS/SONY) バーンスタインの振るオペラは、たぶん想像されている以上に良いと私は思うのだが。

きょう買った古書

キム・ニューマン『ドラキュラ戦記』(訳・梶元靖子。創元推理文庫) イルゼ・ゾマヴィラ編『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937』(訳・鬼界彰夫。講談社) ミラン・クンデラ『カーテン--七部構成の小説論--』(訳・西永良成。集英社)

和菓子が好き

三宮市場の「双葉堂」で、おはぎと草餅を買う。奇を衒わない、普通に上品な味の和菓子屋は、大変貴重だ。

きょう買った古書

ピエール・ドリュウ・ラ・ロシェル『日記 1939-1945』(訳・有田英也。メタローグ) トルーマン・カポーティ『冷血』(訳・佐々田雅子。新潮社)

式場と梅田の古書店

私の実家と義姉の家に送る結婚式の写真帖を、結婚式場まで引き取りに行く。

いつまで持つか!?

新人氏、大変よい営業の素質を持っておられる様子で、制作の女性もセンスが急激に良くなってきた。 いいひとたちが来てくれたものだ。 あとは、ふたりが続いてくれることを祈るばかり(苦笑)。

耳が変わった。

ふと、最晩年のフルトヴェングラーがEMIで録音した『トリスタンとイゾルデ』を引っ張りだしてきて、聴き始める。以前聴いたときは「ふーん、こんなもんか」と思って放り出していた録音なのだが、久しぶりに聴くと、とても良いと感じる耳に変わっていた。フラ…

ジムに通い始める

朝から雨。最近、柚子から腹が出てきた腹が出てきたとイジメられる*1ので、一念発起してジムに通い始める。だが寝過ごして、十時半の説明会を十五分遅刻し、次の三時の回を予約。その間、ジムから程近い場所に済むU君の処へ。新しいプリンタが届くそうで、…