2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう買ったCD

ヘルベルト・ケーゲル指揮『パルジファル』(1975年ライヴ録音) ケーゲルと再会したのは、大学を留年した年だったか、河原町の十字屋で、値段の安さとジャケットの恰好よさだけで、ベルリン・クラシックスのベルクとウェーベルンの管弦楽集を買ったときだっ…

清く正しく美しく、出来れば生きたいものだなァ。

今朝はいきなり9時から会議があるので柚子に起こして貰う。 図書館から借りて、ひと月ほど掛けてだらだらと読んできたアルフレート・デーブリーンの『ベルリン・アレクサンダー広場』(河出書房新社)を電車のなかで読み終わる。ナチの連中が指して曰く、一…

なんとゆーことでしょー(声:加藤みどり)

十時起床。終日寓居。 私が柚子の家に運び込んだ、本でぎっしりの段ボールは、自室だけでなく廊下や寝室の半分にも積み上げられている。 昼過ぎ、寝室で掃除機を掛けていた柚子が、小さな叫び声を上げる。彼女の指さす先を覗き込む暢気な私。 寝室の壁が、浮…

真夜中の怪談は階段で。

眠りに眠って十一時起床。朝食は昨夜の酢豚を再び。渋谷慶一郎のCDを聴く。彼の音楽を聴くのは初めて。いわゆるノイズ系に分類されるのだろうか? 音は空気の振動であると云うことを思い出す。しかし、心憎い美しさがある。たびたび聴くアルバムになるだろう…

きょう買ったCD

渋谷慶一郎『ATAK000』

きょう買った書籍

月野定規『♭38℃』(コアマガジン) 最近はすっかりエロ漫画には疎い。今も単行本が出たら目を通しているエロ漫画家はLINDAと砂と山本夜羽音(いまだに玄田生の筆名のほうが私にはピンとくるくらいだ。昔、単行本あとがきの「玄田生を救え!」募金に、真剣に…

サラリーマン泰平記

四時過ぎに蒲団の中に入った私だが、六時過ぎに柚子に起こして貰う。だが二度寝の悪魔の狡知すさまじく、その現実を夢であると脳内で処理、再び私を眠りの底に引きずり込まんとする。柚子が腕を引っつかんで、蒲団からサルベージしてくれて、やっと起床。遅…

きょう買った古書

榎戸洋司『少年王』(角川書店) 装画は長谷川眞也。榎戸洋司の脚本と、その創作への姿勢は実に潔い。『少女革命ウテナ』の脚本集(アニメージュ文庫)は、収められた脚本は無論、それに付された榎戸自身の解説こそが素晴らしい。

きょう買ったDVD

ハンス・ユルゲン・ジーバーベルク監督『パルジファル』 ちなみにこのDVD、アマゾン・コムではリージョン1と誤記されているが、殆どの米国製ポルノDVDと同様(なんで知ってるんだ・苦笑)リージョンフリーなので、購入を検討しておられる方は大手CDショップ…

続・浴槽で発見された俺

四時に眠った私はお約束どおり、柚子がきちんと起こしてくれたにも関わらず、二度寝。八時に目覚め、バタバタと階下へ。しかし今回は先日の教訓を生かし、姑と会話を愉しみながら朝食を摂り、出社。ちゃんと出社すべき時間のリミットに間に合う。 9時前に退…

浴槽で発見された俺

柚子が、昨晩焼いたリンゴケーキを「職場の皆さんにも」と云う。丸ごと私が食べるつもりでいたのだが。不承不承(些か誇らしく&照れつつ)に会社へリンゴケーキを持参し、昼食時(仕事に追われていて食べたのは五時を過ぎていたのだが)に社長以下に配る。…

真夜中に食べるケーキ

古書肆の近所で、閉店セール中だったブティックの軒先に吊ってあった春物のドレス・シャツが目にとまる。近寄って見るとレディスもので、とても安価だったので、柚子にと買い求める。 今日も十一時半を過ぎて帰宅。明日は休日の柚子、レンジでリンゴケーキを…

きょう買った古書プラスワン

スラヴォイ・ジジェク+グリン・デイリー『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社) 昨日、武庫之荘のブックファーストで見たのがこの本。新刊の人文書を割引価格で売っている古書肆を狙って覗いたら、ちょうどレジで店主が値段を付けようとしている処…

男の子女の子/和食をめぐる冒険

今日から水曜まで締め切り。最近、すっかり日々の流れるのが速くなったと感じる。仕事で武庫之荘に行く。駅前にブックファースト(個人的には好きな本屋ではない)の新店があり、入ってみる。二階はずいぶん人文系に力を入れた店づくりで、ジジェク(また新…

『ベルリン・フィルと子どもたち』を観た。

パワーのある老人には、決して勝てない。 「嘲笑的な態度を取ったり、にやにや笑うのは怖れがあるからだ」、「怖れは総て身体に出る」、「新しいことに挑もうとするとき励ましてくれず笑っている奴、それは君の本物の友達か?」、「終焉に向かう大人ができる…

ああ爆弾!

十時、柚子と起床。朝刊を開いて岡本喜八死去の報に驚く。嗚呼。山田風太郎の『幻燈辻馬車』が撮影直前で、あの小林桂樹も出る予定だったとか。ジャック・デリダ、スーザン・ソンタグ、フィリップ・ジョンソン……凄いひとたちが次々と鬼籍に入ってゆく。合掌…

空欄に適当な言葉を入れなさい

早朝から出勤の柚子は、きょうはさらに早出。私は午前だけ休日出勤。独りきりの事務所は仕事が捗ってよい。 四匹の野良猫がたむろする自宅近くの公園。今朝は黒白の一匹が、どうやって入ったんだか電話ボックスのなかでちんまり座っていた。寒風にも吹かれず…

私は遅刻が怖い。

独り暮らしをしていた頃、何が怖かったって遅刻が怖かった。私は、朝が非常に苦手なのである。柚子と暮らすようになって、出社前に柚子が起こしてくれるようになり、嗚呼、遂に私の生活から遅刻の恐怖は消えた……と思っていた。だが、私の身体の奥に巣食う怠…

公園の野良猫たち

拙宅の近くに公園があり、その隅に小さな祠がある。昨夜、駅から歩いてきたら、祠の真下にふわふわの丸い塊が蹲っているのが見えた。先日、公園の前をのし歩いていた灰色の二匹の猫が、暖を取るためにくっついているのだ。折り重なって、一匹の肩の上にもう…

きょう買った古書

スタンダードオペラ鑑賞ブック『ドイツ・オペラ』(上・下。音楽之友社) 津原泰水『赤い竪琴』(集英社) 津原は柚子に教えてもらった作家である。しかしこの欄は、懺悔録みたいになってきたなァ(失笑)。

「皇国の9巻、ほんとに出るよ」

F氏とその奥様から、引越祝いが昨日届いた。お茶とチョコレートと、英軍のモンゴメリィ元帥の回想録。柚子と共に、御礼の電話を掛ける。F氏と、いつものタメになるバカ話に興じる。

きょう買った古書

ダニエル・プール『ディケンズの毛皮のコート、シャーロットの片思いの手紙』(訳・片岡信。青土社) 『19世紀のロンドンはどんな匂いがしたのだろう』の著者の本。黒門市場の近所にある古書肆で、軒先の200円均一コーナーに転がっていた。 「わんだーらんど…

きょう買った古書

村上龍『料理小説集』(講談社文庫) 鈴木成一の装丁の見事なことよ。

眠る女

通勤の電車の中でワーグナーの『パルジファル』の台本を通読。とても面白い。 帰宅。柚子がうたた寝している。眠りに眠っているので起こさないで、久しぶりに焼肉のタレで焼き飯を作って、柚子が昨日買ってきた元町の肉屋のコロッケと、マカロニサラダの残り…

『またの日の知華』を観る。

試写会で原一男監督の『またの日の知華』*1を観る。『全身小説家』に挿入された劇映画部分の感触に似た、ベタベタにセンチメンタルな映画。体操選手として期待されていた少女が、挫折して体育教師になり、やがて夫も子どもも棄てて同僚の教師と出奔。水商売…

きょう買った古書

下條信輔『まなざしの誕生--赤ちゃん学革命--』(新曜社) ハーマン・メルヴィル『タイピー/バートルビー/ベニートー・セレイノー』(訳・土岐恒二、千石英世。集英社) シュテファン・ツヴァイク『メリー・スチュアート』(古見日嘉・訳。みすず書房)

猫の舌を食べる。

今朝も柚子と一緒に出掛ける。 営業に出たついでに、天満宮の古書市まで足を延ばす。いつもより出店数は小さいが、ぐるりと廻るにはちょうどよい規模。数百円の棚で幾つか拾う。 昼過ぎ、柚子からメールが。遂に会社へ退社の意思を伝えたとの由。久しぶりに…

実家から家族が来る。

きょうは朝の八時に姑に起されて、柚子とふたりで起床。午後から私の家族がやってくるので、片づけをせねばならないのだ。掃除の途中、姑のものの云いかたに些か頭に来ることもあった(夫の実家で同居する世の女性たちの気持ちが少し判ったような気になる瞬…

きょう買った書籍

スラヴォイ・ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』(河出書房新社) この本の中での『パルジファル』の分析は、主にジーバーベルクの映画版を巡るもの。そう云えばアマゾンで注文したのは、いったい何時になったら届くのやら。米国に直接注文したほうが早か…

きょう買ったCD

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮:ワーグナー『パルジファル』(1980年録音。DG) ラファエロ・クーベリック指揮:ワーグナー『パルジファル』(1980年録音。ARTS) ピエール・ブーレーズ指揮:ワーグナー『パルジファル』(1966年、バイロイトでのライヴ…