2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

雨が降る。

朝、階段の下で「しま」がまぁまぁ鳴くので降りて行って、洗面台の扉を開けて、水道の蛇口を捻って細く水を流す。「しま」が洗面台の縁に飛び乗って、水をぺろぺろと呑む間に、彼女のお皿に朝食のカリカリを入れる。 水を満足するまで呑んだ「しま」が、カリ…

きょう買った古書

フリードリヒ・シラー『美と藝術の理論 カリアス書簡』(訳・草薙正夫。岩波文庫) 松本俊夫『映像の発見 アヴァンギャルドとドキュメンタリー』(三一書房)

『ナイト&デイ』をみる

夕方から新開地へ出て、三宮へ向けてぶらぶらと歩きながら、古本屋の百円とか二百円の棚を漁る。 柚子と待ち合わせて、ミント神戸のレイトショウで、ジェームズ・マンゴールド(そう云えば『コップランド』の監督なのだなあ)の『ナイト&デイ』をみる。スク…

きょう届いた古書

ジャン・イポリット『ヘーゲル歴史哲学序説』(訳・渡辺義雄。朝日出版社) ジャン・イポリット『論理と実存 ヘーゲル論理学試論』(訳・渡辺義雄。朝日出版社) 『立木義浩写真帖〈イヴたち〉』(サンケイ出版) 1970年の写真集。全頁をreblogしたくなる。

晩秋のキジトラ

「しま」に蒲団から出た足を齧られて、朝は起きる。空気が冷たい。湯船に浸かり、『精神現象学』の続きを読む。 昼飯を食う。先日、義姉から貰った薩摩芋は到底私と柚子とでは食べきれないので、斜め前と、キジトラの縞猫がいるすぐ隣の家に少し持ってゆく。…

きょう買った古書

臼杵陽『大川周明 イスラームと天皇のはざまで』(青土社)

きょう買った古書と帰ると届いていた古書

フランツ・ヴィートマン『ヘーゲル』(訳・中埜肇、加藤耀子。理想社) G・W・F・ヘーゲル『イェーナ精神哲学』(訳・尼寺義弘。晃洋書房) 佐々木中『切りとれ、あの祈る手を 〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』(河出書房新社) 高橋順一『響きと思考の…

父の帰還

衿沢世衣子の『向こう町ガール八景』を読んでから(「オムレツ」と「オオマチヨイグサ」が好き)、椅子の下にいた「しま」を抱っこして、そのまま寝室にゆき、もう一時間ほどすると起き出すはずの柚子の隣に眠ころがる。腕のなかの「しま」は「いやじゃ。」…

きょう買った古書と新刊

エルンスト・カッシーラー『啓蒙主義の哲学』(上下巻。訳・中野好之。ちくま学芸文庫) フリードリヒ・ニーチェ『道徳の系譜学』(訳・中山元。光文社古典新訳文庫) 福沢諭吉『文明論之概略』(岩波文庫)