2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう買った古書

三枝博音『日本の思想文化』(中公文庫)

仕事を終えて外に出ると雨。元町の高架下の古本屋をぶらぶしてから帰る。 柚子と晩御飯を食べて、ジェイムズ・ディロンの室内楽の作品集を聴きながら長いメールを書いて、居間で柚子と「しま」と遊んでいるうち、そのままうたた寝して朝まで。 そういや『イ…

きょう買った古書と届いた新刊

小田部胤久『芸術の逆説 近代美学の成立』(東京大学出版会) 中ザワヒデキ『現代美術史日本篇 1945-2014』(アートダイバー)

『インターステラー』をみる

昼過ぎから恵美須町で二朗松田氏と細川博司氏とミスタードーナツで打ち合わせやら何やらで、駄弁る。畏兄たちは先日公開されたJ・J・エイブラムスの『スター・ウォーズ』の予告篇はスタイリッシュすぎると云う。もともと『スター・ウォーズ』にこれっぽっち…

洗濯物を干してから仕事へ。帰宅すると雨が降っていたようすで、がっかり。 再びロバート・ローゼンブラムの『近代絵画と北方ロマン主義の伝統』を読んでいる。 ヴォルフガング・リームのピアノ曲集の二枚目(八〇年代から〇〇年代まで)を聴いている。どれ…

文学フリマで久しぶりに会った123君のところの坊やが私の名前を呼んでくれているそうで莞爾。 たらたらと読んでいたポール・オースターの『闇の中の男』を読み終える。クッツェーとの書簡集を読んでみようと思っているので、何か久しぶりに読んでおきたいと…

今朝、からりと明るい気持ちで職場にいるのを感じて、本当に今月はずっと寝ても醒めても『アラザル』のことを考えていたり、しばしば追い詰められていたりしていたのだなと、つくづく思い知らされる。 『アラザル』九号は実際、第二の創刊だったと思う。そも…

きょう届いた中古CD

ヴォルフガング・リーム『ピアノ作品集』(演奏:マルクス・ベルハイム。NEOS) ジェームズ・ディロン『室内楽曲集』(MONTAIGNE)

きょう買った古書と新刊

ジョナサン・クレーリー『知覚の宙吊り 注意、スペクタクル、近代文化』(訳・岡田温司、大木美智子、石谷治寛、橋本梓。平凡社) 『マラルメ詩集』(訳・渡邊守章。岩波文庫)

朝、バスで大阪に着く。そのままぐたぐたと帰る。柚子の蒲団で眠っている「しま」とちょっと遊び、風呂に入る。 TVで特別養子縁組のドキュメンタリをやっている。兎に角、子供というものを、じぶんの子供と考えてしまうのがややこしくなるのだろう。これは、…

朝起きて風呂の中で絲山秋子の『離陸』を読み終える。絲山の小説を読むのは、確か、ギブスのときに課題で選んで『袋小路の男』を読んで以来。さまざまな「離陸」の瞬間のイメージを点描するように繋いでゆく。「ごろごろと滑走路に向かった飛行機が息を整え…

絲山秋子の『離陸』を読んでいる。「釣りをする人間ならわかる。土地でないところに名前をつけるのだ。このあたりで釣れたとか、あの辺まで足を伸ばせばとか、見当をつけるために名前をつけ、それが人づてに伝わっていく。記憶するために名前があるのだ。」

絲山秋子の『離陸』を読んでいる。「ただ、なんとなくどこかの美しい水辺で玉手箱を開ける自分の姿だけは浮かんだ。そしてからっぽの玉手箱なんか開けたって何の変化も起こらないのだ。」

絲山秋子の『離陸』を読み始める。「湖が結氷しているときには、腹に響くような異様な音がする。遠くの山で発破でもかけているのではないかと思うような、或はどこか見えないところで演習でもやっているのかと思うような、ごーん、ずどーん、という音が不規…