2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ちんたら読んでいた『美しい星』を読み終える。三島由紀夫はちまちまと物を描写しているときが、最もすばらしい。

IVEの《Either Way》が、曲もMVもとてもいい。

今日祝日なのを知らず、病院の午前診に。ビル自体が閉まっていて驚く。建物の周りをぐるっと回って、ようやく事態を理解する。しかたがないのでぶらぶら写真を撮って帰宅する。 「しま」がもう十年以上しなかったのに、また玄関脇の本棚に並べた本の背で、爪…

田村孟の全小説集や江藤淳の『日附のある文章』などが届く。このままだと埴谷雄高まで買ってしまうのではないかと思うぐらい最近またあの時代に取り憑かれているのは言うまでもなくずっと大島渚を見ているからである。YouTubeはしきりに松尾貴史の大島渚の物…

神戸国際のMETライブビューイングでイヴォ・ヴァン・ホーヴェの演出の《ドン・ジョヴァンニ》を見る。 そのまま梅田に出てOギャラリーeyesとギャラリー白の大城国夫展を見る。

最近、写真を選んでいるときにポインタが過剰に反応して、とても作業が煩瑣でストレスが溜まる。設定をあれこれいじったが変わらず。いらいらしたので検索してみると、どうやらマウスそのものがダメになっているようで、新しいのを頼んだのが、数日前。今日…

昼前から慌てて出かけて京都コンサートホールで楽しみにしていたクァルテット・インテグラを初めて聴く。モーツァルトの《第17番》のあとにフランコ・ドナトーニの《そのハツカネズミは笑わない》。休憩を挟んでブラームスの《第1番》。アンコールはベートー…

風邪を引くと映画を見る気力も体力も削がれる。ユスターシュを見に行こうかとも思うが、やはりこっちだろうと、ようやく朝から夜中までだらだらと、積み上げたDVDの上から『太陽の墓場』と『日本の夜と霧』と『飼育』を途中まで。しかし『青春残酷物語』(19…

ほとんど寝て過ごす。喉が痛い。大島渚の『戦後映画』を読み終えて『青春』を読み始める。「闇を犯しつづける葬儀人に一切の権力を!」ってよく意味の判らないすごい副題がついているけど、38歳のときの大島が自分の青春時代を振り返るインタビュ本で、『大…

ずっと咳込んでいるヴィゴ・モーテンセンの映画を見たのがよくなかったのか、起きるとちょっとだるい。皿の上のチーズひと切れを残す(滅多にない)。早退して午後診の行きつけの耳鼻科に飛び込む。いつもの先生の診察時間はぐっと減っていて、どうやらそろ…

仕事終わりにシネ・リーブル神戸でデイヴィッド・クローネンバーグの『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』を見る。冒頭のクルーズ船が浜辺で横倒しになって錆びているショットから不穏で、澱んでおり、いい。香水の匂いが変わるような不可視の発情の瞬間…

帰宅して夕食を食べてから、ようやく発表順に積み上げた大島渚のDVDのいちばん上から手を付けて、『愛と希望の街』を見る。久しぶりに見るがますます凄烈。風景と鳥籠(ガスタンク)と犯罪(に差し向ける母)と空虚な銅像とそのまわりで遊ぶ兄妹など、大島渚…

仕事帰りにミント神戸でグレタ・ガーウィグの『バービー』を見る。現代のYA世代のためのよくできたデート・ムーヴィ。この程度の微温的な主張に「フェミニズム」と難癖をつけるのは、さすがにミソジニーが過ぎる。裂け目を綴じるために現実の世界に行って、…