2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ジェイン・オースティン『エマ』(上下巻。訳・中野康司。ちくま文庫) アナトール・フランス『赤い百合』(訳・杉本秀太郎。臨川書店) ジョン・カルショー『レコードはまっすぐに』(訳・山崎浩太郎。学研) エドワード・ドルニック『ムンクを追え』(訳・…
『山猫』を読む。ピローネ神父のための第五章、コミカルで悲しい間奏曲。大変結構。 会社の近くの某大型古書店で本を漁る。
遅い朝食を取り、熟した桃の腐った箇所を取り除いたのを食べ、蒲団を干して、昼過ぎに柚子が出掛けるのを見送り、ぼーっとネットを経巡って、夕方から実家。義姉から預かった靴下のつめあわせと、弟に返す漫画と貸す漫画を持ってゆく。 弟から借りた『月館の…
柚子と電車に乗り、明石のインド料理「ボンベイ」*1で昼食。のんびりとした店で、味はなかなか悪くない。特にシークカバブが非常に旨い。 店を出て、いわゆる「明石銀座」をぶらぶら。現在はポルノ映画館の「本町日活」の正面の壁には、マルにKの「日活マー…
サム・メンデス監督『ジャーヘッド』
川本真琴『ゴブルディーグーク』(ANTINOS RECORDS)
上野修の『スピノザ』を途中まで読む。面白いのだが、今の私の関心からは微妙にズレている。 お茶を飲もうと柚子を誘ったのだが仕事が遅くなってしまい、ずいぶん待たせる。お腹がすいたので喫茶店ではなく、元町商店街の「味香園」*1へぶらぶらと歩いてゆく…
上野修『スピノザ –-「無神論者」は宗教を肯定できるか--』(NHK出版)
社長の説教。数年前のわたしの怠慢から出た仕事上のミスと、先日のそれが繋ぎ合わされて、君は心根の部分で何ら変わっていないと叱責なされる。今の仕事が愉しくないだろうと問い詰められる。成るほど、どちらもズバリ当たっているので、こちらは言葉もない…
ギュスターヴ・フローベール『フローベール全集』(全11巻。筑摩書房)
終電直前でへろへろになって帰宅すると、サントリーの「南アルプス天然水」の段ボール箱に入って、先日ネットで注文した『フローベール全集』が届いていた。
仕事の追い込みにかからねばならない日なのだが今日も昼過ぎまで、ボンヤリ過ごす。
仕事の追い込みにかからねばならぬ日なのだが、またもやボンヤリと過ごす。
早朝、帰宅。 風呂に入り、姪と朝の挨拶をして、眠る。 昼過ぎにいちど起きて、再び眠る眠る眠る。 夕食を取り、眠る。
柚子と宝塚へ。私は五度目の『ファントム』。花組は本当に隅々まで充実している。オサちゃんの今日の歌は敢えてラフに崩していて、それはソロよりも寧ろ桜乃嬢との二重奏で、彼女の歌に寄り添い、重なり、素晴らしく柔らかい効果を生んでいた。二幕の途中で…
ずいぶん久しぶりに阪神電車の神戸線に乗ると、三宮の手前の春日野道駅が福島駅とそっくりに変わっていて吃驚する。 弟から借りた*1『ハチミツとクローバー』の第9巻を読む。ヌルい地獄から抜け出すには、本物の地獄を持ってくるしかないと云うわけか。着地…
激しい雨。夕方から仕事を抜けて、ようやく京都国立近代美術館へ「藤田嗣治展」*1を観に行く。「アンナ・ド・ノアイユの肖像」に感じ入ったり、日本に帰ったばかりの頃に描かれた「我が画室」と題された絵に、日本で最初の洋画である平賀源内の「西洋婦人図…
クリント・イーストウッド監督『恐怖のメロディ』
ジョージ・ウドコック『アナキズム』(上下巻。訳・白井厚。紀伊國屋書店) ロープシン『黒馬を見たり/サヴィンコフの告白』(訳・川崎浹。現代思潮社) 内田樹『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)
フランツ・カフカ『流刑地にて』(訳・池内紀。白水uブックス) 白田秀彰『インターネットの法と慣習--かなり奇妙な法学入門--』(ソフトバンク新書)
UA+菊地成孔『cure jazz』(SPEEDSTAR RECORDS)
柚子が近所のスーパーマーケットに夕食の買物へ出掛けるのに同行した以外は、家から一歩も出ないで、今日から義姉と泊まりにきた私は二歳な姪と熱心に遊んだり、部屋で、溜まっていた書き物などをしてだらだらと過ごす。 夕食は焼肉。たらふく肉を食べる。幸…
マシュー・バーニーの『クレマスター』全5部作を一挙に上映する「クレマスター・サイクル」*1を、朝から大阪の南の端の鶴見区民センターまで柚子と出かけて(無理矢理に引っ張っていって・苦笑)、遂に観る。 キューブリックのゴージャスとエレガントを、ク…
三宮ダイエーのスターバックスで、あんまり暑いので珍しくキャラメルフラペチーノではなくマンゴーフラペチーノを注文。うつらうつらしながら『山猫』を読む。これぞ小説。
飯島洋一『グラウンド・ゼロと現代建築』(青土社)
三宮ダイエーのスターバックスでキャラメルフラペチーノのエクストラホイップ。なかやまきんに君似の店員が作ってくれたそれは、エクストラと注文しているにも関わらずホイップの量が他の店員氏の作ってくれるそれに比べてやけに少なく、更にミキサーが下手…
ジム・トンプソン『おれの中の殺人者』(扶桑社ミステリー文庫)
昨晩、寝る前に、ふと、部屋の隅に積んである文庫本の山の中からランペドゥーサの『山猫』を引っ張りだし、最初の四行を読んだ。ちなみに、こうだ。 〈いま、そしてわれらが死ぬときに、アーメン〉いつもの祈りがおわった。半時間のあいだ、公爵のおだやかな…
仕事で帰宅が激しく遅くなる。 柚子のお弁当も昼には食べられず、夜中に事務所で食べる。帰宅は零時を過ぎる。風呂に入らなきゃなあと思いながらそのまま柚子の隣で眠る。
試写で黒沢清の『LOFT』*1を観る。素晴らしく愛すべき狂気の映画。映画以外の何者でもない映画。これまで見た黒沢清の映画の中でいちばん好きだ。今年の邦画の「裏」ベストワン決定。傑作。 スランプに陥った作家*2と云う、好んで映画や小説が取り上げる題材…