2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧
朝の五時過ぎ、深い静寂を破る、猫が喧嘩で「ぐにゃぁああああぁぁふにゃャァァァァァあぁぁ」の大声が、ちょうど私の家の真下から響き渡る。すぐに終わるかと思ったがなかなか止まず、怪我をしても可哀相だと思い、また、どんな猫かみてみたいと云うのもあ…
幾原邦彦監督『少女革命ウテナ DVD BOX』(上巻。KING RECORDS) 一本せいぜい25分の、しかしその総てを見るには数十話を要するTVアニメを見物するのをやめてしまい久しく、新作を追いかけ続けている友人たちを横目で眺めながら、えらいもんだなぁと思うと同…
朝五時に起きて準備。六時前には迎えが到着。旅行社のおじさん、空港までの道をびゅんびゅん飛ばしまくる。途中、嘗て台湾神宮だった「圓山大飯店」のぐるりの緑を見ることができた。 飛行場で搭乗までの間、中に入ることのできなかった「故宮博物館」のショ…
朝起きると豪雨。NHKのニュースでこれは台風十五号で、台湾直撃と知る。 朝飯を食い、いちど出掛けて土産物を買物しに行く。荷物を抱えて宿に戻り、えいやと再び出掛ける。 「中山」まで歩いて地下鉄。故宮博物館を目指す。旧台湾神社跡の大飯店を電車の窓か…
朝食(炒めたハム、目玉焼き、フリカケを乗せた白米、ピーナツを山盛りにした粥、オレンジジュース)を取り、九時半に宿を出る。朝市みたいなのが開かれているのを眺めたりしながら、ようやく「忠孝新生」站を見つけ、「台北」站に。台鐵の切符売り場で、《…
アンドレイ・タルコフスキー『Instant Light 塔可夫斯基拍立得撮影集』(繆思出版) 陳柔縉『台湾西方文明初體驗』(麥田出版) 李欽賢、金荽辰(改繪)『台湾的古地圖 日治時期』(遠足文化) 戴震宇、金荽辰(繪)『台湾的城門與砲台』(遠足文化)
屋上に併設された食堂で朝食を食べてから部屋に戻り、「Don't Disturb」の札を下ろして風呂に入り、NHKのニュースを見てグダグダ。観光ガイドを読み、取りあえず「中山站」までは徒歩で行けるので出て、ぶらぶら裏町を歩いていたら旧米国大使館の前にいた。…
昼過ぎ、関空から中華航空で台北に向かう。 いつもながらジェット旅客機が離陸する瞬間の、あの射精のそれに似た気違いじみた感じが好きだ。 台湾と日本の時差は一時間で、日本が12時なら台湾は同日の11時なのだけれど、なんてしたり顔で書いているが、つい…
「しま」に足をがぶがぶされるのに耐えかねて起き出し、彼の朝食を準備し、私も柚子が準備してくれている朝食をもそもそと食べる。 ブーレーズのCBS時代のウェーベルン全集を出してきて、その異様な「カンタータ」を聴きながら、『病的船団08』の劇評を書き…
こりこりと「SPACE×DRAMA2008」の残りの劇評を書く。『スーパーソニックジェットガール』は書き終えているのだけれど、『病的船団08』がまだなのだ。ところで、『病的船団08』が賞を獲るといちばんつまらない結果になるなと思っていたけれど、やっぱり獲って…
朝まで、溜め込んでいた劇評をふたつ書き、本若⇔ケービーズの『かわうそくよう』のものをアップして*1、しばらくすると柚子が起き出してきて、ゴミ棄てを頼まれて走り、一緒に朝食を取る。久しぶりにオムレツを作ってみた。 柚子が会社に行き、「しま」を背…
三遊亭圓朝『怪談牡丹燈籠』(岩波文庫) 木村純二『折口信夫 いきどほる心』(講談社)
磯崎新『磯崎新の建築30 [模型、版画、ドローイング]』(六耀社) 櫻田淳『漢書に学ぶ「正しい戦争」』(朝日新書)
昼前に「しま」と一緒に起き出す。階段を降りていると、手塚治虫の漫画のキャラクタみたいな「むぎゅっ」と云う声が足の下からする。「しま」も私と同じく階段を降りていたのに気がつかなかったのだ。吃驚した彼は一目散に階段を降り、食卓の下に潜り込む。…
磯崎新『UNBUILT/反建築史』(TOTO出版)
中原昌也『ボクのブンブン分泌業』(太田出版)
きょうはアルバイトもなく、昼前に「しま」と一緒に蒲団を抜け出して、めしを食う。ずっと気になっている書き物を終わらせなければならず、少し書き始めるがPCが臍を曲げる。いつまで書き続けるつもりなんだ。他にも書かなきゃいけないのが溜まってきている…
マーラー『交響曲第九番』(指揮:ガリー・ベルティーニ。ウィーン交響楽団。WEITBLICK) チャイコフスキー『エフゲニ・オネーギン』(指揮:ジェイムズ・レヴァイン。シュターツカペレ・ドレスデン。DG)
デーヴ・グロスマン&ローレン・W・クリステンセン『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』(訳・安原和見。二見書房) 鈴木淳史『愛と妄想のクラシック』(洋泉社新書y) 高橋和巳『邪宗門』(作品集第4巻。河出書房新社) 高橋和巳『エッセイ集1…
エドマンド・リーチ『レヴィ=ストロース』(訳・吉田禎吾。新潮社) 廣松渉『マルクス主義の地平』(講談社学術文庫) 石川活『晴のち曇、所により大雨 回想の石川淳』(筑摩書房)
一柳慧『エレクトロニック・フィールド』(Edition OMEGA POINT)
『石川淳選集』(全17巻。岩波書店) 一柳慧『音を聴く 音楽の明日を考える』(岩波書店) 大島渚『大島渚1968』(青土社)
ペーター・コンヴィチュニーはやっぱり大した演出家だ。
『地球の歩き方 台北 '07'〜08年』(ダイヤモンド社) 石上純也『ちいさな図版のまとまりから建築について考えたこと』(INAX出版) このモショモショとした過剰な充実と愛らしさは、ちょっと異様なほど。これはかなり素晴らしい作品集だと思う。
「しま」は、けさも七時前から遊ぼうよ遊ぼうよと、蒲団からはみ出している私の足や腕をがしがし齧ったり、針のような小さくて鋭い爪をぶすぶす刺してくるのだ。 おかげで早起き。柚子を見送り、「しま」のカリカリと水を用意して、パンを齧る。台所に、「し…
ジーン・ウルフ『新しい太陽のウールス』(訳・岡部宏之。早川文庫) 古谷利裕『世界へと滲み出す脳 感覚の論理、イメージのみる夢』(青土社)
柚子の部屋の床には薄くて丸い座布団が敷いてある。「しま」はその上で寝ったり、座り込んでぼんやりしていることが多い。部屋の扉が開け放たれていると、ちょうど其処から廊下が一望できるからだろう。 私の部屋には座布団がない。置くスペースがないからだ…
ヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』(訳・日高敏隆、羽田節子。岩波文庫)