2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

朝から洗濯をしたり靴を磨いたりする。昼から出かけて写真を撮りながら西九条から野田のあたりをぶらぶらする。堂山のディスクユニオンでジュリアード弦楽四重奏団が三度目に録音したバルトークのSQ全集を買う。昔坂本龍一が『ぴあミュージックコンプレック…

ジョナサン・グレイザーのMVやCMの作品集を見る。このDVDのシリーズはとても懐かしい。昔、デザインとか好きな友達の部屋に行くとよくあったのを思い出す。

夜中にYouTubeで木村栄文の『祭ばやしが聞こえる』を見る。 ブレンデルとアバドで、ブラームスの《ピアノ協奏曲第2番》を聴く。最近ようやくブラームスが聴けるようになってきた。ベートーヴェンとかワーグナーを聴いていてもこんなことは思わないが、私にと…

マリ=ジョゼ・モンザンの『イメージは殺すことができるか』を読み始める。晩御飯を食べてから転寝してしまう。起き出してから夜中にマルジャン・サトラピの『キュリー夫人』を見る。とてもよくできている。マリー・キュリーの錯乱の場とチェルノブイリ原発…

『大江健三郎自選短篇』に収められた「雨の木」連作の三篇を読む。久しぶりに読んだが、やはりこの連作は大江の中でも、最高に充実した傑作のひとつであると、改めて思った。

それなりに早く帰って来たのだが積みに積んだ本の柱を何本も崩して文庫本を見つけて、夕食を食べるともう眠くて眠くて眠る。

京都まで出る。鞄の中に本を入れ忘れている。ポルタの古本市のワゴンで、ジョン・ライドンの自伝『STILL A PUNK』を見つけて買う。京都市京セラ美術館で「金曜ロードショーとジブリ展」(見る価値があるのは竹谷隆之の「王蟲の世界」の部屋だけ)を通り過ぎ…

ウェブで作業をしていたらあまりにもいらいらいしてきたので、ダネル弦楽四重奏団の旧盤のショスタコーヴィチの全集をPCに取り込んで、PILの『Second Edition』を聴いて落ちつく。

洗濯物を干してから、Oギャラリーeyesまで出て、中小路萌美の「遠い色」展を見る。今回は空間の展開よりもさらに、その空間がぐにゃりと歪む時間の経過のほうに表現の重点があるように思う。 「しま」の薬を病院に取りに行く。クルレンツィスの指揮で《フィ…

とても些細なきっかけで外出先で無性にモーツァルトの《フィガロの結婚》が聴きたくなり、帰宅して、いろいろあるけれどカラヤンの1950年の俊敏な録音を選んで、第二幕まで一気に聴いた。

帰宅すると東京国立近代美術館の「中平卓馬 火・氾濫」展の図録がようやく届いていた。さすがに立派な出来。 『作業日誌』の1954年7月8日を繰ると、ブレヒトがさっそくオッペンハイマーの「弁明書」を読んでいるのが判る。「彼の文書は、肉の調達を拒否した…

デイヴィッド・リンドリーの『そして世界に不確定性がもたらされた』を読み始める。そのものずばりの科学の啓蒙書よりも科学史の本を読んでいるほうが自分にとっては面白く、より理解できる気がするのは、今の私が漠然と分け持っている常識よりも以前の話か…

エンゼルクリームとチョコファッションのカロリーが後者の方が断然高いことを初めて知って驚いた。 ハーバーランドのOSシネマズで柚子と待ち合せて『オッペンハイマー』を見る。私は二度目なのでするすると見ることができるが、悪くはないが非常に面白いとい…

ベンハミン・ラバトゥッツの『恐るべき緑』を読み終える。エピローグの「夜の庭師」がくっついていることをどう評価するかだと思うが、これがあるから独特の印象を残す「歴史」についての(語り方も含め)小説になっていると思った。

ノーランの『TENET』をAmazonのプライムビデオで再見する。操車場の、上りと下りで貨車が行き交う間で、CIAがロシアのマフィアに拷問されているシークェンスは本当に素晴らしい。これをずっと見せてくれるだけでいいのに。それをやる胆力も覚悟もノーランは…

昼前から柚子と新幹線で名古屋まで出かける。ベンハミン・ラバトゥッツの『恐るべき緑』を読み始める。ナゴヤドームでSixTONESの《VVS》を見る。松村北斗は『夜明けのすべて』で『すずめの戸締まり』だから、いい声なのだが歌声がいちばんいいと思う。京本大…

昨日の夜中引っ張り出してきたグリンゴルツ弦楽四重奏団の録音でシェーンベルクの弦楽四重奏曲の《3番》と《1番》を聴いている。奏者の息遣いも入っている録音で、とても厳しく力のこもったゴリッとした演奏で、これも大変いい。 朝永振一郎の『鏡の中の物理…

朝は早く起きて新幹線。坐ってしばらくするともう眠っている。昨日の夜から読み始めた林晋の『ゲーデルの謎を解く』を読み終え、ロベルト・ユンクの『千の太陽よりも明るく』も読み終える。朝永振一郎の『鏡の中の物理学』を読んでいるうちに東京に着いて、…

阪神電車で福島まで出て大阪中之島美術館の「モネ 連作の情景」展を見る。浜に上がっている三艘の漁船やノルマンディーの断崖や夕暮れのウォータールー橋など、そういうタイトルが絵の脇についているが、私が好きなのはこれらの表面の絵の具の粒立ちや筆致や…