病臥に。

  • 朝、なぜだか起床できず。体温計を咥えると38度1分の発熱。ついで、激しく継続的な、下痢。
  • 夜まで蒲団の中で眠るが結局良くならず、柚子に説得されて、彼女が探してくれた夜間の救急医療センターへ、彼女と一緒にタクシーで向かう。
  • さすが連休中と云うべきか、子どもで待合室はいっぱいだった。座っていると腹が圧迫されるので、なるべく立って順番を待つ。
  • 半時間から小一時間ほど待って、診察を受ける。胃腸風邪とのこと。医師によると、ずいぶん流行っているらしく、きょうは私でもう四人目だそうだ。
  • 点滴を受ける。記憶している限りでは、生まれて初めて。私は注射が怖いのである。カーテンで仕切られた処置室の、ベッドの上で横になり、40分ほどの間、殆ど眠っていた。
  • 帰りのタクシーの運転手が、たぶん行きと同じひとだったと思うのだが、訊ねる元気はなく、帰宅。
  • そのまま蒲団に潜り込む。
  • 深夜、猛烈な空腹感で目が醒める。枕元に柚子が置いてくれていたリンゴジュースを飲み、そのキリキリするような腹の痛みを誤魔化して、何とか再び眠る。