グラスノスチ!その2

  • 押井守が『スカイ・クロラ』に就いて語っている*1。公式サイトでは記者会見の模様も掲載されている。
  • 「ゆったりと流れる時間の中で、若い男の子と女の子の気持ちが徐々にうねっていく、そして破局を迎えるという話で」、しかもさんざんドラマには興味がないと公言していた彼が「積極的に人と人が関わっていく物語、ドラマというものをきっちりと演出」すると宣言しており、現在の映画監督の中では、ずば抜けて都市を巧みに表現できるのに「建築系ではなく自然を背景に選んでい」たり、いつものタルコフスキーゴダールが「ヴィム・ヴェンダースのような表現を」、「フランソワ・トリュフォー監督の『隣の女』」に置き換わっていたり、「13年7ヶ月生活を共にした愛犬ガブリエルが、4月3日(火)に永眠」などの幾つもの衝撃的な発言が並び、二十年近くを押井守の作品と共に過ごしてきた私はひたすら吃驚しつつ、興奮を抑えられない。大期待である。北野武の映画で云うなら『キッズ・リターン』を押井守は撮ろうとしているのか!?