戦争の勝敗の残響。

  • 三ノ宮の駅前で黒人のオネーチャンから乗り換えと切符の買い方を英語で尋ねられたので、片言のそれで答えた。
  • 柚子と待ち合わせてそのまま電車に乗ると、ラッシュアワーはロックされている補助席を懸命に開けようとガチャガチャさせている、旅行者らしき朝鮮系のオッサン(彼が細君と思われるオバハンと朝鮮語で喋っていたのでそう決めるわけだが)がいて、柚子の隣であんまりしつこくガタガタやってるのが些か鬱陶しくもあり、オッチャン、それは今は開かないで。と教えてやろうと思ったが、はて、さて、何語で喋ればいいのか検討がつかず、彼が諦めてやめるまで、結局そのままにしておくしかなかった。
  • 京都駅から一時間ほどバスに揺られて、ロンドンから帰朝したT嬢の下宿(何とも居心地がよい)でM女史とMis女史と久しぶりに邂逅。業務委託のシステムが変更されてしまって弱り切っているアルバイトの件に就いてM女史と報告連絡相談ののち、T嬢の手料理とM女史のお土産の餃子などを突きながら駄弁り、女たちは葡萄酒の杯を重ねる。私は三ツ矢サイダーをがぶ飲みしている。
  • 電車の時間が迫り、T嬢に送られて、皆でタクシーで帰路に。
  • 下宿の前にこんもりと、ひと塊になって咲いている紫陽花が、夜の底で、ひんやりと綺麗だった。