ワカッチャイルケド

  • 社長と話す機会があり、そのとき斯う云われた。
  • 「がむしゃらに崖を登る、その登ることが愉しくて、はっと気づくとじぶんの背丈の何倍もあるような高い処まで登っている。仕方がないのでえいやと飛び降りる、足の裏を痛めたりするかも知れない、しかしそういうことの繰り返しで、もっと高くへ登れるようになる」と。
  • だがしかし「君はじぶんが怪我をする高さまでは登らないように見える。登ろうと思えば登れるはずなのに。七年もうちの会社にいるのに、どうしてもっと高く登ってくれないんだ!? それが歯痒いのだ」と。