『レボリューショナリー・ロード』をみる

  • 柚子と三宮まで出て、中古レコード屋に寄ってから、携帯電話屋に行き、先日から音声通話ができなくなってしまった(こちらの声は向こうに聞こえているらしいのだが、向こうの声が聞こえないのだ)ので、携帯を新しく変える。
  • それからミント神戸へ出て、サム・メンデスの新作『レボリューショナリー・ロード』*1をみる。大変な傑作。
  • 2時間弱の尺なのだが、3時間ぐらいある映画のようなぎちぎちとした密度。しかもそれが、夫婦の諍いとコミュニケーションの断絶を、ひたすら丁寧な画面づくりで積み重ねてゆく。妻の隣でみる映画としては、じぶんで選んでおきながら、本当にセルフ拷問のようだった。最後のシーンの寒々とした無惨さは、目を覆いたくなるほど。しかし、本当によくできている映画だった。
  • サム・メンデスは一作毎に、スタンリー・キューブリックのフィルモグラフィを更新しつつある。