ノワール・ノワール・ノワール

  • ジム・トンプスンの『残酷な夜』を読了。「わざわざ地面を掘って探すまでもない」、いま此処にある「地獄」で「ジョークみたいな存在に生まれついた人間」たちが転げまわる。もぉぉぉぉぉぉぉのすごく「いいにおい」のする傑作。かの滝本誠師の巻末解説が、ごく普通の解説に思えるほど、トンプスンは、ぶっ飛んでいる。
  • 電車で隣の席に座った、会社員ふうのパリッとした風貌の男の子が、『紀香魂』を読んでいた。何の罰ゲームなのだろうか?
  • 真夜中から、トルストイの『セワ゛ストーポリ』を読み始める。トルストイも参戦した、クリミア戦争でのセヴァストーポリ攻防戦のドキュメンタリー風小説。