きょう届いた新刊

  • 小西康陽『僕は散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム 1993-2008』(朝日新聞社
    • 『これは恋ではない 小西康陽のコラム 1984-1996』の刊行から十数年を経て、その間には、ものすごく素晴らしい掌説集『東京の合唱』が、こっそり豆本として刊行されることはあったが、次の小西康陽の本はいつになったら出るんだと思いながら、書棚に挿した『これは恋ではない』の隣を空けておいたのは、しかし、私だけではあるまい。小西康陽とは、ちょっと大変な名文家なのだ。片山杜秀武藤康史小西康陽と、続けて私の好きな随筆の本が出る今年は、ずいぶんな当たり年のようだ。