• 某所の視聴覚室で三隅研次の『とむらい師たち』を見る。《太陽の塔》に対して、空気で膨らむ水子地蔵の塔が中之島の畔に立つ。勝新太郎つぶらな瞳はやがて総てを呑み込む大きな穴ぼこになる(女の不在を考えてもいいだろう)。死者の顔の上に石膏を叩き付けて面をつくる勝新のそのアクションやずらりと並べられたデスマスクは、もちろん「具体」や勅使河原宏の『他人の顔』とも繋がっている。伊藤雄之助や藤村有弘も最高。
  • ウェブでミーティング。「お呼びでない」感が強くなっているので、今年は提出せずに、来年整理して、再び着手することにする。大島渚の『戦後映画』を読み始める。