書棚と自己愛

  • 10時起床。寝室に積み上げてある本を本棚に移してゆく。
  • 今日は風が強い。時折、窓の外を雪が舞う。隣家との境にある塀の上を、鳴きながら猫が歩いてゆく。窓を開けて二階から見つめると、歩みを止めてこちらを睨んでいた。
  • 5時ごろ、寝室の本を移し終えたので、姑が煮たイカナゴを持って実家へ出掛ける。途中梅田の古書肆に寄り、ネットで注文した滝本誠の『映画の乳首、絵画の腓』を引き取る。私が中学生のころに出たこの本は、本屋で何度も手に取り、少なくない影響を受けた一冊*1だったのだが、買いそびれるうちに、いつの間にか本屋の棚から姿を消してしまっていて、探していたのだ。
  • 実家にて、弟の本棚から山本英夫ホムンクルス』の最新巻を引っ張り出して読む。この漫画、いきなり何を勿体ぶっているのやら。やがて父も帰宅。持ってきたイカナゴを旨い旨いと食べる。ポップコーンをふた袋も作ってくれる。
  • 母から柚子茶をひと瓶もらい、実家を出る。再び梅田へ。姑に頼まれたヴィヴィアン・リーの『哀愁』のヴィデオを借りて帰路。零時前に帰宅。

*1:表紙の著者の名前の下に曰く「映画と絵画、それに小説、音楽を相姦させて自分だけの快楽の園を創りだしたい。批評したいとは思わない。ただあられもない夢を見たいだけだ。」これが影響を受けずにおられようか!