きょう買ったDVD

  • フランシス・フォード・コッポラ監督『地獄の黙示録』(特別完全版に非ず)
    • 中古レコード屋で随分安い値段で売っていたので迷わず購入。
    • 特別完全版には恩義を感じている。スクリーンが大きな音響設備の良い映画館で『地獄の黙示録』を観るのが、この映画を最初にヴィデオで観たときからの夢だったからだ。鬱蒼たる密林、重ったるい空気の中を彷徨するヘリの爆音、神話の炎のような静かで獰猛なナパームの炸裂、ドアーズの「ジ・エンド」。完璧なオープニング。此処までを観ただけで、映画館を出てもいいと思ったほどだ。
    • しかし、特別完全版の追加シーンと云うのは、殆ど蛇足じゃないか? 唯一、私が素晴らしいと思ったのはキルゴア中佐のサーフボードを盗んだウィラードたちを、中佐がヘリで怒鳴りながら探し廻るシーンだけだ。エンドロールの爆撃シーンがカットされているのも如何なものか(怒)*1

*1:確かに、コッポラが最初に編集を終えた版には爆撃シーンはなく、映画会社からの意向で、あとから取ってつけたものだ。でも私は、これが好きなのだ。