黛敏郎を聴く/実家で『巌窟王』

  • 十時半起床。朝食は、スパゲティを茹でてバターと卵を和え、粉チーズを山ほど掛けたものを食べる。
  • 先日買ったナクソス黛敏郎の作品集を聴く。やはり黛は素晴らしい。黛の映画作品集(和製ミュージカルの大傑作『君も出世ができる』の完全版OSTは権利関係をクリアして、是非とも出すべき!)も才気煥発で素晴らしいが、やはり大編成のオーケストラで存分に鳴らされるのが、彼の音楽には最も似つかわしいようだ。その中に、とても繊細な美しさが溢れている。当分こればかり聴いているだろう。
  • 3時、実家に向かう。その前に梅田界隈の古書肆を巡るが収穫なし。旭屋で村上龍の書き下ろし小説を、えいやと買う。彼の新刊書を買うのは『ヒュウガ・ウイルス』以来か。えいやの理由には、装丁が綺麗だったのと、分厚い上下巻なので思わず『愛と幻想のファシズム』を連想してしまったと云うのもある。
  • 実家で弟が借りてきた『巌窟王』のDVD第2巻を観る。人物が出揃い始めたからだろうか、あまり以降へ期待の持てない滑り出しだった前巻に比べて、随分愉しく観ることができた。猫と遊び、母方の祖母を病院に見舞い、父方の祖母に見送られて、帰路。弟から矢沢あいの『NANA』を第3巻まで借りる。先日映画館で見た実写映画版の予告篇は、実に奇妙な居心地の悪さで、とても印象に残っている。帰宅後、実家から貰ってきた柚子茶を皆で飲む。美味。