湿る。

  • 雨が続いている。橋の向こうは霧ですっかりみえない。
  • 昼遅く出かける。私が外出の準備を済ませて土間におりると、階段の上から「しま」がちょっと顔を覗かせて、その目は淋しそうに、つまらなさそうに、暗く翳っている。
  • 阪神御影の駅前が、まるで様変わりしていて驚く。雨をたっぷり含んだ空気のなか、S川の脇を歩いて、N市の図書館(仕事をしていた頃、たびたびサボっていた場所)に寄ってから、心斎橋まで出る。先日註文しておいた、『チェンジリング』の米国版ポスターを引き取る。
  • きのう、本棚をがさがさやっていたら突然パッと出てきた『磯崎新の仕事術』を、行き帰りの電車のなかで読む。磯崎新の著作の入門として、よくできていると思う。