庭掃除を!

  • 朝、ゴミ棄てに行こうとして家を出ると、斜め前の家のおばさんが慌てて出てくる。梅の木を結わえ直したのは、やっぱりおばさんだったらしい。この木のことがおばさんはずっと気になっていたのだが、きのうの夕方、ふと葉っぱをみると、うどんこ病ではないか!?と思い、「このままでは木がダメになってしまう!」と慌てて殺虫剤をふり、ついでにつっかえ棒が殆ど意味をなさなくなっていたので、隣家の境の柵に、新しいビニール紐で木を結び直したのだそうだ。「云ってからやらなきゃと思ってたんだけど、留守だろうと思ってたから……」との由。しかし、おばさんが朝陽のなかで見ると、うどんこ病ではなく、単純に虫が葉っぱを食べていただけだった。「よかった!」とおばさんが云う。
  • 枝の先が枯れているのは、ほうっておくといけないので、切ったほうがいいと云われる。まだゴミ袋を手に持ったままだったので、それを棄ててから、鋏を出してきて、おばさんに云われたとおり、ぱちぱちと切っていると、再びおばさんが家から出てきて、あれこれ手伝ってくれる。そして、箒と塵取りまで持ってきて、ウチの家の庭の手入れまではじめるのだった。私は、おばさんのあとをついて廻り、重い土(姑が元気だった頃、園芸用に作って、庭の隅で、そのままになっていたのだ)を運んだりするだけ。おばさん曰く、私はおばさんの甥によく似ているそうで、何となしに大変親近感があるそうである。お節介でごめんね、とおばさんは云うが、しかし、お陰で、庭は大変きれいになる。
  • そういうわけで、突然の庭掃除のあと、眼科に行く。やはりめばちこだったのだが、医者が「早く治したいなら、針で突きますか?」と云うので、そうしてもらう。看護婦さんが、左目に眼帯をしてくれる。その上から眼鏡をかける。支払いのとき(3,000円)、財布に千円足らなくて、受付の看護婦さんにその旨を伝え、雨がぱらつくなか、最寄の郵便局まで行き(片方の目だけで自転車に乗るのは、ちょっとおっかないものだった)、カネを下ろして(これで口座は空になる)再び病院へ戻り、支払いを済ませ、目薬を二本渡される。
  • 眼科の近くの古本屋の50円と100円の棚を覗いてから、帰宅して、洗濯機を廻したり、昼飯を食べたりする。
  • それから眼帯を外して、風呂に入る(医者にちゃんと確認しておいた)。風呂から出て、目薬を点したのだが、怖ろしく下手で、眉毛やら頬骨のあたりに目薬を落としまくる。勿体ない……。
  • 朝から、ティル・フェルナーの弾く《平均律》の第一巻をずっと聴いている。
  • 夕方からアルバイト。帰宅後、晩御飯を食べて、柚子に目薬を点してもらってから(とても上手!)、とても久しぶりに、123と134とSkypeで駄弁る。