- 夕方から自転車を漕ぎ、古本屋を覗いてから、アルバイトへ。雨粒ぽつり。
- 仕事を終えて帰るときには、ざあざあ降りで、傘を差しながら自転車を漕いで帰宅する。
- 柚子とお好み焼きを食べる。「しま」が鰹節をよこせと、そのためだけに彼女が用意している特別な鳴き方で催促する。
- Y嬢と電話で話す。
- 男と女は家族になることはできるが直接の血縁関係となることはできない。それができるのは子供と父、子供と母の間だけである。夫と妻である男と女は、子がいてもいなくても、やはりずっと他人のままである。だから、彼らは意志の力で、或いは、縁で結ばれて、唯一無二の夫婦となり、くらしを暮らしてゆくことを通して、かけがえのない家族となるのであろう。
- そんなことを電話で話した。
