• 夜、駅まで134君とS嬢を迎えに出る。柚子のつくってくれた晩飯を食いながら、駄弁る。大変ゆるゆるとしていて愉しい時間を過ごす。134君とS嬢がふたりで話しているときの、ふたりの間で言葉がやりとりされるその感じを、とてもいいと思う。134君が最適な言葉を捜して自身の裡を走りまわっている。S嬢はそれが出てくるのを待ちながら、手がかりになりそうな言葉だったり疑問をあれこれと投げかける。そのやりとりと微調整の具合に、ふたりの息の合っているふうがよく垣間見えて、ちょっと嬉しくなる。