• 今日も出かけるつもりだったが昼前に起きて昼飯を食ってのらくらしている。ようやく出かけようかと頸にネクタイを巻いたりするが、窓の外をみると雨も止んでいないので、けっきょく止して、パシフィカ・クァルテットのショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集から《第九番》を聴く。これまで順番に聴いてきたなかでは、《第六番》も好きだが、これがいちばんかっこいい。《第十番》もよい。この頃やっと、室内楽というジャンルの、作曲者や演奏者の本質を剥きだしにする、えげつなさが腑に落ちて、しみじみと面白くなってきたような気がする。柚子が帰宅して晩御飯を食べて、そのあと、ぐたぐたと居間で眠ってしまう。休日らしい休日だが、こんなことではいかん。