• 朝から職人が来て檜葉の木を伐る。あとで柚子から連絡を貰ったら25000円(税別)払ったという。話が違うと思ったが払ってしまったのなら仕方がない。仕事のあとにシネ・ヌーヴォソクーロフの『牡牛座』を見る。ころんと突き転ばされるクルプスカヤや車椅子に坐っているレーニンなど、フレームの矩形の内側で、何かが丸くかたちで充溢しようとするとき、異様な緊張感を画面が湛える。
  • 映画にアテられたのか、駅前ですれ違った男が肩をぶつけてきたからか、帰りの電車の中でSIMカードの調子がいよいよダメになってiPhoneが使えなくなったからか、読んでいる本(スティグレールの『象徴の貧困』)の状況分析の悲惨さにやられたか、とにかく猛烈にイライラしている。晩飯を食って、気絶するように眠る。