まーしゃんず・ごーほーむ

  • 朝食は本日も休日メニュウ。ホットケーキは飽きないのだ。
  • バイロン・ハスキン監督の1953年版『宇宙戦争』を観る。私はスピルバーグの『宇宙戦争』に、『プライベート・ライアン』の冒頭で展開された戦争残酷エンタテインメントの現代編を期待して映画館に足を運び、それとは程遠い、総ての画面に刻印された、ただただ不穏な空気の充満にヤラレたのだが、そう云う意味では余程この1953年版の方が、ドキュメンタリィ映画に似せた語り口で、盛大な破壊のショウを見せてくれる。火星人の頭上に原爆を降らせるのはノースロップの執念の全翼機YB-49。実際に飛行する映像が使われているのだが、嗚呼その尋常でない美しさよ! これを見るだけでも価値がある。
  • 昼食は柚子の作ってくれた焼飯。実に美味。
  • DVDを買ったまま観る機会のなかった、シュトゥットガルト州立歌劇場の『ジークフリート』の第一幕を観る。ヨッシ・ヴィーラーとセルジオ・モラービトの共同演出。シュトゥットガルトの『指環』は演出家がそれぞれで異なり、ヨアヒム・シュレーマーの『ラインの黄金』は非常に見応えがあり良かったが、クリストフ・ネルの『ヴァルキューレ』は今ひとつだった。
  • この『ジークフリート』は安物のホームドラマ調の演出で、ミーメが『ザ・ハングマン』の稲川淳二のモルモットおじさんよろしく、乱暴な糞ガキのジークフリート水戸黄門ゴッコのヴォータンにこっぴどく虐められるのが、ひどく哀れで可笑しい。
  • 夕方から梅田に。堂山町のツタヤでヴィデオを返却してから古書肆を経巡るが、些か時間が遅かった所為で、大半が店を閉めたあとだった。収穫なく実家に。姑から預かった土産を渡す。
  • 駅前のショッピングセンターの金券を使えるのが今日までとかで、其処の喫茶店で、祖母に夕食を御馳走になる。私はドライカレーとフルーツパフェ、祖母はプリンを食べる。その後、弟も来て「ルゥが甘い」と文句を垂れながらハンバーグ・カレーを食べた。
  • 実家までの道を、祖母とぽつぽつ話をしながら戻る。家に帰って、今度は父とぽつぽつ話をする。
  • 帰宅後、柚子の淹れてくれたお茶を飲んでから眠る。