新聞の本質は暴力だと、小岩井さんちのお嬢さんでも知ってる。

  • 朝食を取ってから、シュトゥットガルト州立歌劇場ジークフリート』の第三幕第三場をDVDで観る。ジークフリートブリュンヒルデの邂逅と交合の場だ。
  • ヴォータンが魔の炎で結界を張ったブリュンヒルデの眠る岩山を表現するのに、『2001年宇宙の旅』のラストに登場する白いロココ風寝室をそっくり引用してある。時空を超えた牢獄と云うならば、成るほど確かにこれは巧い。
  • ヴァルキューレ』がさほど成功していないミニマリズムの舞台だった所為で、期待が大きくなかったからかも知れないが、この『ジークフリート』はずいぶん面白く観ることができた。さて、次はペーター・コンヴィチュニー演出の『神々の黄昏』だ。
  • 柚子を捕まえて「スペインの異端審問」を見せる。受けていたのでホッとする。
  • 昼過ぎから独りで出掛ける。ツタヤでヴィデオを返却し、神戸の古書肆をぶらぶら。
  • その後、梅田に出る。旭屋書店で新訳版の『銀河ヒッチハイク・ガイド』を買い求めて(もちろん『宇宙の果てのレストラン』も欲しかったのだが、財布が云うことを聞いてくれなかったのだ)、実家に。弟から、あずまきよひこよつばと!』の最新巻を借りる。
  • 今夜はすき焼きなので、さっさと実家を出る。帰路の電車の中で『よつばと!』を読む。観光釣堀なんて、私は全然知らなかった。これは確かに愉しそうだねぇ。魚の「げふっ」ってのには、ぞっとさせられるが。しかし、一連の風香ちゃんの失恋話は笑える。かわいそーなんだけど。
  • あずまきよひこと云うのは、村上春樹が狂っていると云うのと同じ意味で、とても恐ろしい漫画家だと思う。
  • ジャンボさんを見るたび、私は知人の某劇団主宰を思い出す。
  • 帰宅後、すき焼きを、たらふく食べた。