METの『パルジファル』を観る

  • 朝、いやな夢で起きる。
  • 風呂に入ってから、柚子と朝食を食べる。
  • 皿を洗い、布団を干し、DVDでメトロポリタンオペラの『パルジファル』の第一幕第一場を見る。現代ヨーロッパで大流行の前衛的演出からは程遠い、保守反動を絵に描いたようなオットー・シェンクのそれは、だが確かに手堅くて美しい。
  • 午後から柚子と一緒に家を出て、私は三宮へ。ダイエーのスタバでだらだらとロートの『ラデツキー行進曲』を読む。料理と酒の描写が実にうまい。フォン・トロッタが息子を国境の町へ訪ね、へべれけに酔っ払った息子と対面するシーンの語りの素晴らしいこと! これまで読んだ小説のベスト10に入るのは間違いないだろう。柚子と待ち合わせをして帰宅する。
  • 帰ってから『ケロロ軍曹』と、蓮華嬢から借りた安野モヨコの『さくらん』を一気に読む。