折り紙の日

  • 姪御一行様がやってくる。ブロックと折り紙で遊ぶ。私はブタさんとフウセンを折ることに成功する。三時ごろ、姪たちが帰るのと同じくして私も仕事へ。仕事を終えて某大型古書店を冷やかして帰路に。F大兄のお宅へ電話を掛け、F大兄の山の神さまとあれこれお話する。帰宅すると、蓮華嬢から大変嬉しい郵便が届いていた。
  • 留守晴夫の『常に諸子の先頭に在り』を読んでいると、南北戦争の際の北軍の将軍W・T・シャーマンに就いての記述が。平和を愛するひとりの男の「てのひらの肖像画」である。原文は正字正仮名。

グラントの盟友シャーマンも、攻撃に際しての非情なまでの合理精神ゆえに「近代戦争の預言者」と評されている。シャーマンにとって戦争とは「地獄そのもの」であった。その「地獄」たるゆえんを敵の軍隊のみならず銃後の敵国民にも徹底的に思い知らせる事によってのみ終結を早める事が出来る、そう彼は信じていた。(……)「南部人に我々を愛させる事は出来ないが、恐れさせる事は出来る」。そしてそういうシャーマンをリンカーン大統領は全面的に支援したのであった。(……)シャーマンの近代戦争の論理から、第二次大戦に於けるドレスデンと東京の空襲、及び広島長崎への原爆投下までの間には、「一本の論理の糸がまっすぐに通っている」が、海兵隊の水陸両用作戦から湾岸戦争やユーゴ空爆に於けるハイテク兵器の活用までの間にも同じ「論理の糸」が通っている。