2007-04-16 シノーポリ&SKDのマーラー「第九」は素晴らしい 音楽 きょうは会社を休む。休んで何をしていたかと云えば、部屋のなかで書き物と音楽。 買ったまま積みあげていたシノーポリとドレスデン・シュターツカペレのマーラーの『第九』を聴く。そもそもの期待値も高かったが、賢しらな予想を遥かに超える素晴らしい演奏だった。 世界が終わるとき、人類はこの演奏を聴けばよいと思う。最高の慰めを与えられるだろう。 憂愁に満ちて、些かも重さはないが濃厚に甘く、絹のように滑らかで高貴な響き。特に終楽章の美しさと云ったら! ドレスデン・シュターツカペレにとっても、シノーポリにとっても、これ以上ない秀でた演奏ではないか。