ほぼ終日、ウチで。

  • 昼過ぎ、姑の病院へ。帰りに初めて入る「天下一品」でラーメン(並こってり辛子味噌たっぷり)を食べるが、ハズレ。テーブルで読んだ『週刊文春*1に載っていた、「秋の新ドラマ「あ〜つまらん大賞」発表」と云う記事の、言葉の弾み方が実に面白くて、書き手を見ると今井舞と云うひとだった。要注目であると思う。
  • オイゲン・ヨッフムが1953年にバイロイトで振った『トリスタンとイゾルデ』を久しぶりにひっぱり出してきて、聴く。数年前に買ってきて、少し聴いて、何ともフツーの演奏だと思って、それっきりほったらかしていたのだが、以前のじぶんの耳の悪さに愕然とする。すごく良い演奏なのである。ワーグナー特有のうねりと響きが、とても巧くつかまえられている。歌手もイゾルデのアストリッド・ヴァルナイとトリスタンのラモン・ヴィナイ、どちらも素晴らしい。カラヤンの1951年盤より、ひょっとしたら良いかも知れない、と思ったほどである。録音の状態も充分である。
  • きょうは雨が降ってきたので、水泳教室はずる休み。柚子が帰ってきて、会社であった話をいろいろと聞かせてくれる。柚子と他愛ない話をしているときは、やはり、とても心が愉しむのである。
  • 深夜、小林敏明の『廣松渉』を、なんとなく、読み始める。廣松渉西田幾多郎大江健三郎ハイデガーを、「脱出する地方出身者の文体」と繋いでみせるのに、唸る。