北京の双子ビルの死。

  • 洗濯機を廻して、昼から自転車でアルバイトに行き、帰ってきてから、ベランダに洗濯物を干す。
  • 夕方、柚子が帰ってきて、きのうのトンカツの残りを使って、カツ丼を作ってくれる。
  • 夜のニュースをみていたら、きのうのVTCCの火災は花火の所為だそうだ。じぶんの会社のビルをじぶんの上げた花火で燃やしちゃう馬鹿なんて聞いたことがない、と、北京市民が嘲笑していたが、ドラえもんが来ないもうひとつの未来で、野比のび太は大学を出てから就職できずに会社を設立し、意外にうまくいって自社ビルを建て、その落成記念パーティで花火をあげ、それが引火して、できたばかりのビルを焼失してしまい、莫大な借金を背負うことになるのだ。ちなみに、CCTVのデザインは人民の一部には大変不評で*1、「デカパン」と呼ばれているそうだ。私はコールハースの作品のなかでも、かなり好きなのだけれども。ぶすぶすに焼け焦げてしまっていたが、さて、VTCCは再建されるのだろうか?

*1:コールハース自身が、インタヴュ(『コールハースは語る』)のなかで、「若い世代は、この建物をまったくの浪費と見なしている。彼らは中国の貧困層の存在に意識的だからです。中国が現在抱える緊急性や社会問題に照らし合わせると、CCTVプロジェクトは忌まわしいものに見える」と語っている。