• 仕事を終えてから元町までぶらぶらと出てるが病院は午後から休診で、ギャラリーヤマキファインアートまで出て、河口龍夫と狗巻賢二の展覧会をみる。どちらも始めてみる。まずは河口の、一見すると小さな棺桶の如き無骨な成りをしている「DARK BOX」の、鉄を使って闇を封じ込めたという、あまりにも可憐なロマンティシズムに、これを現代の美術は許容するという側面を保持しているのかと、きわめて素直に驚く。そして、狗巻賢二のひたすら即物的な、しかしむにゅりとした肉感を一気呵成に迸らせるさま。